ポインセチアを上手に育てる3つのコツ!短日処理の仕方もご紹介

クリスマスシーズンに大人気のポインセチア。

赤と緑色のコントラストがクリスマスのインテリアにぴったりですよね。
赤以外にも、ピンクや白、黄色などの色味も綺麗です。

しかし、そんなポインセチアをせっかく買ってきたのに、枯らしてしまったというケースを多く耳にします。

こちらの記事では、枯らさないポインセチアの上手な育て方や、翌年も綺麗な葉を楽しめる短日処理の仕方を解説していきます。

1.ポインセチアの育て方〜上手に育てる3つのコツ〜

ポインセチアを上手に育てるには、3つのポイントがあります。

まずは、ポインセチアが好む環境を知り、室内での適切な置き場所を探してみてください。

次に、毎日の水やりのコツについて紹介するので、水やりのし過ぎで枯らしてしまうことのないよう、タイミングを覚えましょう。

そして、毎日の手入れの仕方についてをご紹介していきます。

1-1.環境

ポインセチアがもっとも多く売り場に並ぶのは、クリスマス時期である12月。
冬に百貨店やスーパーで見かけることが多いため、なんとなく寒さに強いと思われがちですが、実のところ、寒さには弱く、枯れてしまうこともあります。
そのため、室内のあたたかい場所で育てることが大切です。

ポインセチアが生育するのに、最低でも10度は必要と言われています。
室温が10度を下回る場合には、エアコンや暖房器具を使い、室温を上げることが必要になります。
夜、エアコンや暖房器具の電源をオフにしてしまうと、そのまま冷え込み、弱ってしまうので、夜の間も室温を10度以上になるようにキープしてください。

窓際はあたたかい日差しが差し込むため、ポインセチアにとってはベストな置き場所です。
日中の間は、なるべく窓際に置き、光合成をさせてあげるといいでしょう。
しかし、窓際は日が落ちるにつれて、徐々に冷え込んでいきます。
夕方から朝方にかけては、窓際に置かないようにし、適宜置き場所を変えてあげるようにしましょう。

春になり、気温があたたかくなってきたら、ポインセチアを屋外で育てることをおすすめします。
室内よりもしっかり日光に当たるので、健康的に育てることができますよ。

ただし、夏場の直射日光は強すぎて葉やけを起こしてしまうことがあります。
夏場は半日陰で育てるようにするといいでしょう。

1-2.水やり

ポインセチアの水やりの仕方は、土の表面が乾いてから、鉢底から水が流れ出るまで与えるのが基本です。

しかし、実際のところ、生育場所や気温、時期などによって、水やりのタイミングは変わってきます。
ポインセチアの様子を毎日観察することで、適切な水やりのタイミングを探っていくことも大切ですよ。

冬の時期は水が乾きにくく、根腐れをしやすいため、土の表面が乾き、数日経過してからがベストな水やりです。
常に土が湿った状態にあると、根から酸素を吸収できず、ポインセチアが弱ってしまいます。
カビが生えて枯れてしまうこともあるので気をつけましょう。
乾かし気味に育てることが、上手に育てるコツですよ。

中には、エアコンや暖房器具でポインセチアが極端に乾燥してしまうケースもあります。
定期的に葉水をかけて、乾燥を防止しましょう。

1-3.手入れ

定期的な手入れを行うことで、ポインセチアを常に綺麗な状態で鑑賞することができます。
まずは、普段の手入れについて紹介していきましょう。

室内で育てていると、葉にホコリが積もっていき、見た目が悪くなってしまったり、光合成が妨げられてしまったりするリスクがあります。
濡れた雑巾を使って、葉の汚れを落とし、綺麗にホコリを拭き取ってあげましょう。
葉水をかけてあげるのも効果的ですよ。

また、葉の裏側や茎などをよくチェックし、害虫被害や病気にかかっていないかを早期発見してあげることも大切です。

そして、春の時期になったら、1年に1回の手入れを行いましょう
切り戻し植え替えを行い、新しい葉や根の発根を促します。

切り戻しは全体の半分くらいの高さまで、ハサミを使って剪定していきます。
この時、必ず茎に一枚でも葉が残るように注意してくださいね。

次に、植え替えも同時に行います。
一回り大きい鉢を用意し、新しい用土を使って植え替えをしてください。
根を少しほぐして、古い土を落としてあげるといいでしょう。

最後に、たっぷり水やりをしてあげるのを忘れないでくださいね。

2.ポインセチアの短日処理の仕方

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❇︎ 剪定したポインセチア‼️ここまで成長しました🎄 いい感じに枝が増えてボリュームが出ましたねー😆   これはこのまま置いておいても、ただのグリーンなのですが、やっぱクリスマス🤶に向けて赤くしないと面白くない!ちゅうことで、今年は短日処理にチャレンジ。九月も半ば!もうやらにゃならんわ、という事で、ダンボールを用意しました👌   ポインセチアは日照時間が短くならないと花芽をつけないんですね。花芽つけると、周りの苞(葉)が 色づいてきます。   暗い時間が12時間以上の日が1カ月半くらい継続しないといけません。蛍光灯の光も、昼だと勘違いしてしまうので、ダンボールの隙間から光が入らないようにしましょう。  そして、失敗すると、リセットされますからシビアです😂   普通の人は、赤くなったのを買うよね、こんな事をするのは変人だけだわ(笑)    明日から、夕方17時ごろに箱庭入れて、朝7時に箱から出して日に当てる!生活を始めます‼️    #ポインセチア #短日処理 #花のある暮らし  #クリスマス #冬の花 #観葉植物 #flower #flowers🌸

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ポインセチアが綺麗に色づくためには、短日処理という方法が必要になってきます。

実は、ポインセチアやアサガオ、コスモス、キクなどの短日植物は、日が短くなるにつれて、花芽が形成される草花。
室内でポインセチアを育てていると、部屋が電気で常に明るい状態になってしまいますよね。
この場合、冬になってもポインセチアが色づかないといった残念なケースに。

ここからはポインセチアの短日処理の仕方について、詳しく解説していきましょう。

2-1.短日処理の開始時期

ポインセチアの短日処理は、9月〜11月ごろから開始しましょう。
屋外で育てている方は、外気温が10度を下回る前に室内へ取り込み、短日処理を行うようにしてください。

約2ヶ月間は短日処理を続けていくので、12月のクリスマスシーズンに間に合わせたい方は、9月下旬頃からスタートさせるといいかもしれませんよ。

2-2.短日処理の仕方

ポインセチアを覆い被せられる大きさのダンボールを用意します。
日に当たる時間を10時間以内することが大切なので、夕方の5時頃からスッポリとダンボールで覆ってください。
電気の光が入り込まないようにするのがポイントです。
そして、朝の8時頃になったらダンボールを取り外します。
これを2ヶ月間、毎日行っていくと、ポインセチアが自然と色づいていくでしょう。

3.まとめ

いかがでしたでしょうか?

ポインセチアは、適切な生育環境の中で、水やりのコツ押さえ、手入れを行うことで、上手に育てることができます。
冬越しができたなら、再び綺麗に色づくよう、上記の短日処理の仕方を参考にしてみてください。

ポインセチアを上手に育て、今年のクリスマスも室内を明るく彩りましょう!

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