可憐なクリスマスローズ!育て方の8つのポイントを紹介

クリスマスローズは冬から春の時期に花が咲き、うつむくような姿が魅力的な花です。


キンポウゲ科の種類で、育てやすく強健な特徴を持ちます。


しかし、「もっとたくさんの花を咲かせたい」と、花付きに悩んでいる方も多いのではないでしょうか?


クリスマスローズの上手な育て方をヒントに、可憐な花をたくさん咲かせましょう。

クリスマスローズ・育て方のポイント①環境

クリスマスローズは暑さを嫌います。


そのため、夏は半日陰や明るい日陰で育てるようにしましょう。


春、秋、冬の時期は、あたたかい日差しの下で育てると生長がよくなり、花付きも多くなります。


鉢植えで育てる場合は季節に合わせて、置き場所を変えるなどの工夫をするといいでしょう。


地植えで育てる場合は、西日の当たらない場所に植え付けることが大切です。


また、直射日光を防ぐ方法として、植栽を植え付けるのもおすすめ。


葉が生い茂っている木の下にクリスマスローズを植えると、夏場の直射日光を木漏れ日のようにしてくれる効果があります。


落葉樹を選べば、冬場は日が当たるようになるので、クリスマスローズに適した環境づくりができるでしょう。

クリスマスローズ・育て方のポイント②用土

<土のブレンド割合例>

・赤玉土 4
・腐葉土 3
・軽石 2
・その他 1(くん炭、堆肥など)

クリスマスローズは排水性や通気性のいい土を好むため、市販の培養土を使用するか、土をブレンドして適したものをつくりましょう。


地植えする場合は石灰を撒いておき、土の酸度を調節しておきます。


初めて育てる方はクリスマスローズ専用の培養土がおすすめ。


肥料や土がちょうどよくブレンドされているので、安心して育てられるでしょう。

クリスマスローズ・育て方のポイント③植え付け

クリスマスローズは秋から春の時期が、植え付けに適しています。


秋に購入したクリスマスローズは、これから見頃になる株です。


古い根や土を十分に落としてから植えつけてください。


冬に植え付ける場合は、霜や寒風によるストレスが加わるため、強く根をいじると弱ってしまうケースがあります。


なるべく根を痛めないように、そのまま植え付けるといいでしょう。


春の時期も冬同様です。


花を咲かせることに養分を使っているので、根を優しく扱いましょう。

クリスマスローズ・育て方のポイント④水やり

水やりは鉢植えで育てている時に限り必要になります。


地植えしているクリスマスローズは雨だけで十分に育つので、特に必要ありません。


鉢植えの水やり方法は、土の表面が乾いてから与えましょう。


水やりのやり過ぎは、根腐れや病気の原因となります。


しかし、水が乾きやすい夏場は、1日に1〜2回の水やりが必要になることもあります。


昼間に水やりをすると、高温多湿の環境をつくりだしてしまうため、朝と夕方の涼しい時間帯にあげるように注意しましょう。

クリスマスローズ・育て方のポイント⑤肥料

クリスマスローズの花を上手く咲かせるには肥料が必要です。


地植えは9〜10月ごろに追肥を与えましょう。


緩効性化成肥料は肥料効果が長続きするので、1度与えれば十分です。


ただ、肥料をあげ過ぎると肥料焼けを起こしてしまうので、必ず規定の量を与えるように注意しましょう。


液体肥料を与えるときは、水で希釈したものを1週間に1度のペースで与えます。


開花が終わる4月ごろには液体肥料をストップしてください。

クリスマスローズ・育て方のポイント⑥植え替え

地植えの場合、植え替えの必要は特にありません。


けれど、クリスマスローズが混み合ってくると風通しが悪くなり、病害虫が発生するリスクも少なくありません。


こういった場合はクリスマスローズを掘り上げて、植え替えの検討をおすすめします。


鉢植えで育てている場合は、植え替えをしないでいると、根詰まりを起こしてしまいます。


根詰まりを起こすと生育が止まってしまうためため、1年に1回は植え替えをしましょう。


すると、生育がよくなり、花数も自然と増えていきます。

クリスマスローズ・育て方のポイント⑦株分け

クリスマスローズは株分けで増やすことができます。


株分けをおこなう時期は、クリスマスローズの生育が盛んな10〜11月くらいが目安です。


株分けをするために、まずはクリスマスローズを掘り上げます。


株元を見ると、自立した株が数本あることが分かると思います。


だいたい2〜3本を目安に、ナイフを使って株分けをおこないましょう。


株分けしたものは古い根や土も一緒に取り除き、新しい土に植え替えます。

クリスマスローズ・育て方のポイント⑧手入れ

クリスマスローズの手入れは、古くなった葉と花がらを摘み取ること。


新しい芽が出始めた10〜12月ごろに、ハサミを使って葉を地際まで剪定します。


黄色や茶色くなった葉や、傷んでいる葉は、見つけ次第剪定をしたり、摘み取ったりして取り除きましょう。


また、咲き終わった花はそのままにしておくのではなく、摘み取ってあげると景観を美しく保てます。


クリスマスローズの花は長持ちするので、切り取って室内に飾るのもおすすめですよ。

まとめ

今回はクリスマスローズの育て方について、ポイントごとに詳しく解説しました。


上記を参考に、クリスマスローズの可憐な花をたくさん咲かせてみましょう。

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