ビバーナム・スノーボールを育てるには? 栽培6つのコツと仲間の品種をご紹介

ビバーナム・スノーボールは4月から6月の春から初夏にかけて開花時期を迎える落葉低木


名前のとおり白いボールのような花を咲かせ、ナチュラルガーデンの植木としてはもちろん、鉢植えやフラワーアレンジメントの素材、結婚式のブーケなどで活用されています。


そこで今回は、ビバーナム・スノーボールの育て方の6つのポイントや、仲間の品種についてご紹介しましょう。

●ビバーナム・スノーボールってどんな植物?

ビバーナム・スノーボールはスイカズラ科・ガマズミ属の落葉低木です。
北アフリカやヨーロッパが原産地で、開花時期は4月から6月にかけてと短い期間にしか咲きません。


とはいえ、咲き始めの緑色から白色への変化、秋の葉の紅葉など季節の移り変わりとともに多くの変化を楽しめる魅力を持っています。


ビバーナム・スノーボールは暑さ寒さに対して強く、樹高も2~5mほどと扱いやすいので、お庭に白系の植物をプラスしたいと考えている方におすすめです。

●ビバーナム・スノーボールの好む環境

日光と水はけの良い土を好みますが、樹勢が強いため半日陰になるような場所でも十分に育ちます。


また国内であれば、地域を問わず栽培が可能です。


鉢で育てるなら、草花用培養土で十分に育ちます。

●ビバーナム・スノーボールの水やり・肥料

地植えの場合は、植え付けから根付くまで水やりが必要ですが、その後は降雨のみで足ります。


鉢植えでは、土の表面が乾燥したら十分に水をあたえましょう。


また肥料は地植えでは花後・冬期(1月~2月)の2回、鉢植えなら花後・秋・春に緩効性肥料を与えましょう。
肥料やりによって花つきがよくなります。

●ビバーナム・スノーボールの剪定

ビバーナム・スノーボールを育てるうえで一番気をつけなければならないのは剪定作業です。


というのは、ビバーナム・スノーボールは比較的花が咲いた後にすぐ翌年の花芽がつくため、剪定のタイミングを間違えると次の年に花が咲かなくなってしまうからです。


剪定作業をする上では以下の条件を頭に入れておきましょう。


・剪定作業は花後の5月~6月にかけておこなう

・遅くとも7月までに剪定を済ませる

・カットするのは古い枝・徒長枝・ひこばえを中心に

・シュート(枝分かれのしない勢いのある枝)は根元からカットする

・若い枝の先端に花芽がつく


ビバーナム・スノーボールは他の落葉樹のように、秋になり葉が落ちてから剪定しないように注意が必要です。

●ビバーナム・スノーボールを増やすには?

ビバーナム・スノーボールは「西洋テマリカンボク」の学名がありますが、市場で流通しているほとんどが「スノーボール」の名前で売られています。


インターネットを介してなら購入が可能ですが、場所によっては切り花では見かけるものの、ガーデニング素材としては手に入りづらい場合もあります。


すでにスノーボールを栽培していて更に増やしたいなら、挿し木がおすすめ。
適期は6月~7月で、主な手順は次のとおりです。


1 挿し穂はその年に伸びた枝を使う(5~10センチ)

2 すでに花芽がある場合は取り除いておく

3 葉は2~3枚だけ残す

4 植える前に切り口を約1時間水につける

5 挿し木用の土または赤玉土・小さなポットを用意して土に指す

6 発根するまでは土が乾かないように水やりをし、明るい日陰で管理

7 少しずつ日光に慣らし、約1ヵ月で発根したら地植え・新しい鉢に植え替え

●ビバーナム・スノーボールの仲間

ビバーナム・スノーボールはアジサイに似ているといわれますが、スノーボールがスイカズラ科・ガマズミ属なのに対し、アジサイはアジサイ属です。


花の形や大きさは似通っていますが、アジサイは葉の縁がギザギザで卵型をしているので、葉の先端が3つに分かれているスノーボールとはすぐに見分けがつくでしょう。


スノーボール以外にビバーナムと名のつく植物には日本に約15種存在していますが、ここからはその中から人気品種を3つ見ていきましょう。

・ビバーナム・ステリーレ

四季咲き性でスノーボールのように緑から白へ変化する花を楽しめます。


草丈は3~4メートルほどまで成長しますが、丈の低いうちから花を咲かせます。

・ビバーナム・ティヌス

花は白色にプラスして薄桃色が入ります。


秋にはブルーベリーのような実がなり、常緑樹のため落葉しません。

・ビバーナム・アベリア

香りが強く、春から秋にかけてと花期が長いのが特徴です。


花色はピンクまたは白。


樹勢が強く成長も早いため、広い敷地での栽培がおすすめです。

●さいごに

ビバーナム・スノーボールは選定時期を間違わなければ、わりと放任していても育つため、あまり手間をかけずにキレイな花を見たい人におすすめできる植物です。


また、洋風だけでなく和風の庭にもあうので、適用範囲が広いのも魅力といえるでしょう。


スノーボールだけでなく他のビバーナムの仲間も育てやすいものばかりですので、花いろや実、香りなど自分の好みにあったビバーナムの栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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