エアプランツを育てよう! 育て方のポイント5つをご紹介

お庭の景観が寂しくなるこの季節。

お家の中でエアプランツを育ててみませんか?

エアプランツは、西インド諸島、アメリカの中央から南部にかけた地域の、
砂漠や山の中に自生している常緑の多年草植物です。

土を必要とせず、株の表面から空気中の水分を吸収して生長します。

種類によっては上手に育てると、花を見ることもできますよ。

今回は、お部屋の中で気軽に育てられるエアプランツの育て方についてご紹介します。

 

エアプランツの種類

沢山の種類があるエアプランツですが、大きく分けると「銀葉種」と「緑葉種」があります。

「銀葉種」の特徴は葉の表面が少し白っぽくみえること。

これは、葉の表面にトリコーム(葉を覆う毛)が付着していることが原因です。

トリコームが葉にあることで、水分を吸収しやすいこと以外にも、
暑さや乾燥に強くなるなどのメリットがあります。

また、トリコームが葉の表面を覆っていることで、エアプランツの葉の色彩が美しくなると言われています。

銀葉種のエアプランツでは、「チランジア・ストレプトフィラ」や「チランジア・イオナンタ」、
「チランジア・ウスネオイデス」などが人気です。

一方、「緑葉種」の特徴はツルツルとした手触りです。

トリコームがない分、銀葉種に比べて直射日光や乾燥に弱いので、多めに水分を与えることがポイントです。

https://www.instagram.com/p/BZP4y7xnfYR/

https://youtu.be/qHNWSv87_nQ

エアプランツの選び方

エアプランツは容易に購入することができる植物です。

実際自分の目でみて購入るすなら、100均やホームセンター、
観葉植物などを多く取り扱う専門店へ出向くとよいでしょう。

また、近くに店舗がない場合はネットショップを利用するのも方法の一つです。

どの植物にも言えることですが、購入する時は元気なものを手に入れたいですよね。

エアプランツを選ぶ時のポイントは、以下の3点です。
・葉色が綺麗で変色していない
・株を持った時に重みを感じる
・株元がしっかりしている(柔らかいものやスカスカしているものはNG)

必要な量の日光が当たり、きちんと管理されているエアプランツの葉は綺麗な緑色をしています。

アブラムシなどの害虫の被害や病気にかかっている時は、
葉色が茶色や白、黄色く変色している場合があるので気をつけましょう。

また、株元が腐っているものや、
水分を含んでいないことで重みを感じないエアプランツは健康的に育っているものではありませんので注意しましょう。

https://www.instagram.com/p/BpmfVp7h57I/

https://youtu.be/zElPBc3vT8Q

エアプランツに適した環境

エアプランツは耐暑性に優れ、水分の少ない砂漠地帯や濃い霧がでるような場所に生えている植物です。

直射日光を嫌う特徴があり、あまり強い光に当てると葉焼けを起こす可能性が出てきます。

そのため、家の中でエアプランツを育てる場合は
日光の当たる部屋のカーテン越しに置き場所を確保してあげるとよいでしょう。

屋外で育てる場合も同様に、適度な日なた(遮光率30~50%)が適しています。

自然界以外の環境で育てる時は、日光以外に水も重要な要素の一つです。

先述の通り、エアプランツは空気中の水分を吸収して成長する植物ですが、
家の中で育てる場合は、定期的な水やりが必要です。

https://www.instagram.com/p/BbbveRcAro_/

エアプランツの水やり方法

エアプランツの主な水やり方法は、ミスティングとソーキングの2種類です。

それぞれの水やり方法をご紹介します。

ミスティング

ミスティングとは、その名の通り霧吹きなどで水を与える方法です。

エアプランツにミスティングをする頻度は、週に2~3回が目安

夏の気温が高い時期は、夕方以降に気温が下がってから行うようにしてください。

ただし、猛暑の熱帯夜などはエアプランツが腐ってしまうこともありますので、
エアコンなどで温度調節をし、控え目に水を与えましょう。

秋口から春にかけての気温が比較的低い季節の場合は、
日中の気温が上昇しているうちにミスティングをおこないましょう。

特に真冬はエアプランツが休眠期に入るので、1週間に1回くらいの頻度でかまいません。

どの季節にも共通することは、エアプランツがしっかり濡れるほどたっぷりと水を吹きかけることです。

 

ソーキング

ソーキングとは、容器に水をはりその中にエアプランツを浸す水やり方法です。

月に1~2回、数時間が目安

ただし、株が元気な様子であれば行う必要はありません

株が萎れかけて元気がない場合や、
ミスティングをするのを長期間忘れていた場合などにソーキングをするとよいでしょう。

注意することは、ソーキング後はエアプランツをきちんと乾燥させること。

適度に風が通る場所に置いて、株が腐るのを防いであげましょう。

https://www.instagram.com/p/BJly-tDBTLF/

エアプランツの飾り方

自然界におけるエアプランツは、株元に小さな根を活用し、岩などに活着する習性をもちます。

飾る方法は多様にありますが、素焼きの鉢と活着できる素材を用意してあげることで、
安定してエアプランツを育てることが可能です。

エアプランツが活着する素材には、水はけの良い軽石や扱いやすく汎用性の高いバークなどがおすすめです。

他にも、保湿性に優れた水苔も活用が可能です。

市販されている水苔を水で戻し、水分をある程度取り除いたら軽くエアプランツに巻き付けましょう。

鉢の中央に設置したら、エアプランツの周辺をさらに水苔で埋めていきます。

この時、鉢底に用意した鉢底ネットとエアプランツを紐で結んで固定してあげると活着しやすくなりますよ。

エアプランツは繊細な造りのものが多いので、優しく丁寧に取り扱ってくださいね。

https://www.instagram.com/p/BkuL6epnM-v/

https://youtu.be/_nILTxTMzmg

まとめ

限られたスペースでも緑を感じることができるエアプランツ。

飾り型を工夫すれば、お部屋の雰囲気がぐっとオシャレになりますね。

手軽に購入することができますので、色々なエアプランツを試してお気に入りを見つけましょう。

https://www.instagram.com/p/Bk6VzSsHUSl/

Tagged : / / / /