ドライフラワーの作り方5つのコツ! 失敗しないためのポイントとは?

自分で育てた花や草をそのまま枯らさずに、「ドライフラワーにしてみよう」とお考えの方もいらっしゃるかと思います。


とはいえ、「ドライフラワーの作り方がわからない」「作っても上手くいかない……」など、作り方のコツを知らなければ、上手くはいかないものですね。


そこで今回は、自宅で手軽にできるドライフラワーの作り方についてご紹介します。

●ドライフラワー作りで手軽なのは「ハンギング法」

まずは、ドライフラワーの作り方には、どのような方法があるのかを見ていきましょう。

 ハンギング法

収穫した切り花を逆さに吊るして乾燥させる方法です。


室内の湿度にもよりますが、およそ1~2週間でドライフラワーが完成します。


最も手軽に挑戦できる方法です。

 シリカゲル法

密閉容器に切り花とドライフラワー用のシリカゲルを入れて作ります。


シリカゲルを利用することにより、数日間から1週間程度でドライフラワーが完成します。


ハンギング法よりも完成までの時間が短く済むメリットがありますが、種類によっては花の形が変形してしまう場合もあります。

 ドライインウォーター法

数センチほどの水が入った花瓶に切り花を入れ、時間の経過とともに水を蒸発させながらドライフラワーをつくります。


他の方法に比べ時間はかかりますが、花を楽しみながら作れるメリットがあります。


なお、茎や枝の柔らかい植物の場合、全体に曲がったり、首が垂れ下がったりするため、注意が必要です。

●ハンギング法でドライフラワーを作る3ステップ

最も手軽なハンギング法でドライフラワーを作るときの、詳しい方法を3つの段階に分けてご紹介します。

 1.新鮮な花を摘み取る

ドライフラワーにする花を摘み取る際は、新鮮なものを選びましょう。


最盛期が過ぎ、元気がなくなってきた花や、枯れかかっている花は使いません。


花を摘み取る時間帯は、水が下がりにくい朝または夕方がおすすめ。


摘み取った後は、一度大きな花瓶やバケツに水を張り、花に水分を十分に吸収させます。

 2.下葉を処理する

茎の下のほうについている余分な葉を処理します。


また、花瓶にいけていた花の場合は、水に浸っていた部分は切り落としましょう。

 3.花を下にして吊るす

花を吊るす作業は、なるべく風通しが良く、湿度の低い部屋で行ないましょう。


色あせを防ぐため、直射日光が当たる場所も厳禁です。


花は乾燥するにしたがって縮むため、束ねて吊るすなら輪ゴムを利用します。


早く乾燥させたい場合は、束ねずに1本ずつ分けて吊るすとよいでしょう。

●ドライフラワーに向く花・向かない花

花には、ドライフラワーに向くものと、向かないものがあります。


ドライフラワーに向く花には、「変色しづらい・水分が少ない・花びら数が多い」などの特徴があり、あじさい・ラ
ベンダー・みもざ・バラ・カスミソウなどが挙げられます。


一方で「変色しやすい・水分が多い・花びら数が少ない」特徴を持つ花は、ドライフラワーには向きません。


チューリップ・菊・ユリ・桜などは、ドライフラワーにするにしても、美しい形状と色を残すのは難しいでしょう。

●ドライフラワーを作った後は?

ドライフラワーが完成したら、リース・スワッグ・ガーランドなどにして飾って楽しみましょう。


お気に入りの花瓶に入れてもいいですし、束ねて逆さにして吊るしておいてもよいでしょう。


なかでも昨今、ドライフラワーの活用方法として人気があるのがスワッグです。


スワッグとは、ドライフラワーを麻ひもやリボンで束ね、壁に吊るしたり、立て掛けたりして楽しむ飾りを指します。


スワッグ作りでは、切り花の他にも、グリーンや実の付いた植物を利用します。


スワッグ作りを目的としたドライフラワーを作る過程では、材料となる花材を1つずつ乾燥させましょう。


というのは、束ねた状態で乾燥させると、乾燥が進まないうえに、乾燥後に輪ゴムを解いた際、形が崩れてしまう可能性が大きいからです。

●ドライフラワーに寿命はある?

せっかく作ったドライフラワーだからこそ、長期間に渡って飾っておきたいもの。


とはいえ、ドライフラワーは短くて約3カ月、長くとも1年半が寿命といわれています。


ドライフラワーの寿命は、使用した植物にもよって異なります。


どのような植物であれ、次のような現象が見られたら、寿命と考えましょう。

 色が変色し、制作当初に比べてくすんでいる

 虫やカビが発生している

 ホコリが溜まっている

 形が崩れている


ドライフラワーを長持ちさせるためには、直射日光が当たらず、湿度の低い場所選びが大切です。


また、定期的にホコリを取り除いておくことも、美観を保つうえでは重要でしょう。

●さいごに

ドライフラワー作りに慣れていないなら、まずは、ドライフラワーの定番とされるバラやカスミソウ、ラベンダーなどから挑戦してみましょう。


また、グリーンをドライフラワーにするなら、ユーカリや針葉樹をおすすめします。


完成後は、ドライフラワーの状態をよくチェックして、寿命と判断したら、適宜処分することを心がけましょう。

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ミモザ(アカシア)育て方の4つのポイント!楽しみ方も紹介

黄色い花がたわわに咲き誇るミモザ(アカシア)。


庭に植えるとプロヴァンスを感じさせる美しい風景が広がります。


今回はそんなミモザの育て方について詳しく解説。


これからの開花時期に向けて、さまざまな楽しみ方もぜひ参考にしてください。

1.ミモザ(アカシア)とは?

はじめに、ミモザのについて詳しく解説します。

1-1.ミモザ(アカシア)の基本情報

ミモザ(アカシア)は、オーストラリア南東部が原産の常緑性の庭木です。


寒さを嫌うため、冬に-5度を下回る地域では冬越し対策が必要となります。


幼木もまた寒さに弱い面があるので、ある程度の大きさになってから庭植えにすると、問題なく育つでしょう。

1-2.日本ではアカシアを「ミモザ」と呼ぶ

日本では「ギンヨウアカシア」「フサアカシア」など、アカシアの種類を総称して「ミモザ」と呼んでいます。


日本でもっともポピュラーなミモザといえば、シルバーリーフが美しいギンヨウアカシア。その次にフサアカシアが有名です。


フサアカシアはギンヨウアカシアよりも葉が緑色をしており、黄色い花との対比が綺麗で、ドライにしても鮮やかな葉色が保てます。

2.ミモザ(アカシア)の育て方!上手に育てる4つのポイントは?

生育旺盛なミモザの育て方には4つのポイントがあります。


上手に育てるコツをヒントに、たくさんの花を咲かせてみましょう。

2-1.半日陰〜日向で育てよう

ミモザの花付きをよくするためには、風通しがよく日当たりのいい場所で育てることが大切です。


ただし、夏の高温期は直射日光によって葉焼けを引き起こすケースもあります。


鉢植えで育てている方は、秋から春の間は日当たりで育て、夏は半日陰に置き換えるといいでしょう。

2-2.移植を嫌うので根をいじらないように注意

ミモザは根をいじられることを嫌います。


植え付ける時はなるべく根を触らないように注意することがポイントです。


庭植えは一度植え付けたら移植はできないので、よく検討してから植え付け場所を選びましょう。


鉢植え栽培では根詰まりを起こすため、少なくとも2年に1回は植え替えが必要になりますが、この時もなるべく根をいじらないように気をつけてください。

2-3.剪定は花後に行う

生育が早いミモザは、毎年の剪定が欠かせません。


「樹勢を抑えたい」「コンパクトに仕立てたい」という方は、ミモザの花が咲き終わったら早めに剪定を行いましょう。


その理由は、ミモザの花芽は夏くらいから形成されるので、遅い時期に剪定をすると花芽を落とし、翌年の花数が少なくなるリスクがあるからです。


花芽を落とさないためにも、剪定時期は花後に行うという点を覚えておいてくださいね。

2-4.夏の高温期には水やりを

乾燥には比較的強いミモザですが、植え付けてから約一年間は根の張りがまだ十分ではないため、夏の間は水やりが必要です。


夏の高温期に雨が降らない日が続くようであれば、ホースを使ってたっぷりと水やりをしましょう。

3.ドライやリースに人気!ミモザ(アカシア)の楽しみ方を紹介

ミモザの花は楽しみ方もさまざま。


続いて、ミモザの楽しみ方を紹介していきます。


さまざまな楽しみ方で、ミモザをたくさん飾っていきましょう。

3-1.切り花で楽しむ

生き生きとしたミモザを鑑賞できるのは生花ならではの楽しみ方。


お気に入りの花瓶やガラス瓶に活けて、ミモザの切り花を美しく飾りましょう。


はじめに、ミモザを好みの長さに剪定し、下葉や余分な葉を取り除いておきます。


茎は水の中で斜めにカット。


この水切りを行うことで、水の吸い上げがよくなり、長持ちもします。


枝が太ければ十字の割れ目も入れておくとより効果的です。

3-2.ドライフラワーやスワッグで長期間楽しむ

ミモザは乾燥が早いので、ドライフラワーにはもってこいの花材です。


ミモザのほかに、ユーカリやスターチスなどを一緒にまとめてスワッグを作るのもおすすめです。


スワッグの作り方は、ミモザやほかのグリーンなどを適度な長さにカットし、バランスよく手でまとめてから麻紐で束ねます。


束ねる時はきつめに結ぶのがポイント。


乾燥していくと次第に茎が細くなるため、麻紐が緩まないようにしっかりと束ねて固結びをしましょう。


作り終えたら直射日光が当たらず、湿気の少ない場所で逆さまに飾ります。


ドライになるまでの変化もぜひ楽しんでくださいね。

3-3.リースはプレゼントにもおすすめ

ミモザリースはミモザのふわふわとした花の持ち味を最大限に活かせる楽しみ方です。


ミモザリース自体にも大変人気があるので、友人や大切な人へのプレゼントにもおすすめ。


鮮やかな黄色のリースを作り、壁やドアなどを可愛く彩りましょう。


ミモザリースの作り方は、10〜15cmくらいの長さにカットしたミモザを、リースの土台が隠れるようにワイヤーできつく固定していきます。


ワイヤーで固定した部分も隠れるよう、位置を少しずつずらしてミモザを固定すると、素敵なミモザリースが完成します。

4.ミモザ(アカシア)を育てて素敵に飾ろう

今回はミモザの育て方と楽しみ方について紹介しました。


ミモザは春の訪れを感じさせてくれる人気の樹木です。


花が満開になったら切り花やスワッグ、ミモザリースなど、さまざまな楽しみ方でミモザを飾ってみてはいかがでしょうか。

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簡単で楽しいスワッグ作り!ドライになるおすすめの花材は?

スワッグは、今や女性の間で大人気!
壁に飾るだけで、おしゃれなインテリアになるなんて素敵ですよね。

今回は自宅で簡単にできるスワッグ作りを解説していきます。

他にも、スワッグ作りには欠かせないおすすめの花材をご紹介していきますので、オリジナリティ溢れる、世界でひとつだけの特別なスワッグを作ってみましょう!

1.スワッグとは?

スワッグとは、植物を束ねて、壁に吊り下げる飾りのことを言います。
以前はリースが一般的でしたが、スワッグの方が手軽に作れるとのことで、人気に拍車がかかったようです。

スワッグ作りに使う花材は、ドライフラワー生花を使うのが一般的。
中でもドライフラワーは、あらかじめ乾燥させてあるので、誰でも簡単にスワッグを作れる花材です。
ただし、スワッグ作りをする時には、乾燥している葉や花が落ちないように気をつけましょう。

一方で、生花を使う場合には、うまく乾燥させることができず、失敗してしまうリスクも…。
そのため、生花の状態から上手にスワッグを作るには、花材選びが大切です。
ドライになっても色が褪せづらい花を使ったり、乾燥しやすい植物を選んだりして、上手なスワッグ作りにチャレンジしてみましょう!

2.スワッグ作りの基本

ここからは、スワッグ作りの基本をお伝えしていきます。

2-1.準備するもの

・麻紐
・花材
・園芸用ハサミ
・リボン、麻布などの飾り

2-2.スワッグ作りの手順①下葉を取ろう

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まずは、花材の下葉をとっていく作業からスタートです。

スワッグは花材を束ねていくため、下葉が不要になります。
花材の下の方を握り、手の中に葉が残っているような場合は、最初に取り除いておきましょう。

この時、無理に葉をや茎を引っ張ると、折れてしまうことがあるので、慎重に行ってください。
園芸用のハサミを使うと、簡単に下葉を取ることができますよ。

2-3.スワッグ作りの手順②花材を束ねる

次に、花材を束ねていきます。

上手なスワッグ作りのコツは、奥行きを出すこと。
長さのあるリーフや花材は後方にし、手前にくるに連れて、短いものを選び、束ねていきましょう。

メインの花やインパクトのある花材を、中心から手前にかけて束ねていくと、全体が引き締まり、一段とおしゃれなスワッグになりますよ。

束ね終わったら、手で握っている箇所を、麻紐でしっかりと結んでください。
特に生花の場合は、ドライになる過程で縛った箇所が緩んでしまうことがあるので注意しましょう。

麻紐で縛り終わったら、下部をハサミを使って切りそろえます。

2-4.スワッグ作りの手順③スワッグをおしゃれに飾ろう

https://www.instagram.com/p/B3JV-xuncM6/

最後に、スワッグをおしゃれ飾るための、仕上げをしていきましょう。

リボンや麻布、ラッピングペーパーなど、さまざまな物を使って、自分好みのスワッグ作りを楽しんでください。

スワッグ作りの王道ですが、先ほど花材を束ねた麻紐の部分を大きなリボンを使い、ちょうちょ結びにしてみましょう。
これだけで、可愛らしいスワッグが完成です!

他にも、麻布やラッピングペーパーを使い、可愛くアレンジしてみる方法も。
まるで花束のようなスワッグに、思わず見とれてしまうことでしょう!

スワッグは吊り下げて飾るのが基本なので、麻紐やリボンを使い、吊り下げ用の輪っかを作っておくことも、忘れないようにしてくださいね。

3.生花を使うなら?簡単にドライになるおすすめの花材

ここからは、生花でスワッグ作りをしたい方に、おすすめの花材をご紹介します。

3-1.アジサイ

アジサイは、スワッグ作りのメインの花におすすめです。

鮮やかな青やピンクの花色は、ドライになっても色が褪せづらく、大輪の花が目を惹きます。
他にも、品種改良により、さまざまな花色のアジサイがあるので、気に入った色の紫陽花を見つけてスワッグ作りをしてみましょう。

3-2.エキノプシス

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. . #スワッグ作り #スワッグワークショップ . . お知らせです 9月29日のワークショップは定員になりました。ありがとうございます😊 親子で参加される方は材料を少し変えて色味など被らないように致しますね☺️😊 . お待ちしています💕 . . . 10月にもワークショップあります。 10月4日 金曜日 13時〜 また、詳細をアップいたします . . 写真はお手頃なドライフラワーです♡ ワークショップとは関係ないので🙏 . . #masterflorist #花束 #花のあるくらし #植物のある暮らし #スワッグ #植物 #ドライフラワー #ドライフラワーのある暮らし #instagood #flowers #フラワーアレンジメント #instagram #dryflower #studiopsyche #東大阪市花屋 #花屋 #東大阪市 #大東市ワークショップ #東大阪市ワークショップ #住道 #住道花屋 #大阪花屋

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丸くトゲトゲとしたユニークな形をしているエキノプシスも、スワッグ作りにおすすめの花材です。

清涼感のある青紫色で、光沢もあり、個性的なスワッグ作りに一役買います。
こなれたスワッグを作りたい方にもおすすめです。

実は、エキノプシスは冷涼地であれば毎年育てることができる多年草の仲間。
切り花が見つからないという方は、思い切って庭や花壇に苗を植えて、エキノプシスを育ててみるという手もアリではないでしょうか?
毎年、エキノプシスのドライを作ることができますよ!

3-3.ユーカリ

ユーカリは種類によって葉の形がさまざまですが、吊り下げておくと簡単にドライにすることができる花材です。

葉の形が丸いユーカリ・ポポラス。
フレッシュな香りのレモンユーカリなどが特に人気で、スワッグ作りに欠かせないリーフのひとつとなっています。

ユーカリはどんな花材とも合わせやすく、ナチュラルな雰囲気になります。
合わせるリーフに迷ったら、ぜひユーカリを使ってみましょう!

3-4.その他のおすすめの花材

他にも、ドライにしやすいおすすめの花材があります。

センニチコウ、スターチス、ラベンダー、カスミソウ、ローズマリー、ミモザ、エリンジウム、アーティチョーク、プロテアなど…。
ざっと挙げてみましたが、スワッグ作りにおすすめの花材は他にもたくさん!

庭や花壇で育てている草花を使ったり、花屋さんで気に入った花材を見つけたりして、ドライにしやすい素敵な花材を選んでみてくださいね。

4.まとめ

今回はスワッグ作りの仕方と、ドライになりやすいおすすめの花材をご紹介しました。

あなたが作りたいスワッグのイメージは湧きましたか?

スワッグ作りはとても簡単。
花材さえ揃えば、自宅でいつでも手軽に作ることができます。
作る過程を楽しみつつ、自分だけの特別なスワッグを作ってみましょう!

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