ペンタスの上手な育て方を6つのポイント別に解説!おしゃれな寄せ植えも紹介

暑い夏の季節に重宝するペンタス。


「花壇に植えたいけどどうやって育てたらいいの?」という方へ向けて、環境、植え付け、手入れの仕方など、育て方をポイント別に解説します。


おしゃれな寄せ植えアイデアも紹介するので、植え方を知りたい方も必見です。

1.ペンタスの基本情報

ペンタスはアカネ科ペンタス属に分類される低木です。


花は星のように見える可愛い花が集まって咲き、白、ピンク、赤、紫などの鮮やかな色合いも相まって人気を博しています。


開花時期は5月から11月頃まで。


耐暑性が強いことから、夏も花が休むことなく咲き続けます。


しかし、ペンタスは熱帯植物であるため、冬の寒さには弱く、翌年も育てるには冬越し対策が必要です。

2.ペンタスの上手な育て方のポイント

続いて、ペンタスの育て方をポイント別に解説します。


ペンタスの好む環境や水やりのコツ、肥料の与え方などを見ていきましょう。

2-1.環境

ペンタスは日当たりと風通しのいい環境を好みます。


花付きをよくするためには、一日中日当たりのいい場所で育てるのがおすすめです。


しかし、暑さが厳しい地域では強い直射日光により、夏バテして弱ってしまうケースも。


この場合、半日陰で管理するのが最善ですが、やはり地域や栽培環境によって違いがあるため、日照条件やペンタスの様子をチェックしつつ、状況に合わせて適切な環境で育ててください。


また、ペンタスは加湿や蒸れを嫌うので、梅雨の時期は鉢植えを軒下に移動させて管理するといいでしょう。


冬越しの方法は、冬が到来する前に鉢へ植え替えて、室内で管理すると翌年も栽培できます。

2-2.水やり

乾燥に強いペンタスは、土の表面が乾いてから水やりをするのがポイント。


水の上げ過ぎは加湿の環境を作り出し、根腐れなどを引き起こす可能性があるので、乾き気味に与えるように注意してください。


夏場に水切れを起こしたり弱ったりするようであれば、水やりと同時に「メネデール」「HB-101」など、植物活性剤を希釈して与えるといいでしょう。

2-3.肥料

開花期の長いペンタスは肥料が必須のため、元肥に緩効性肥料を与えておきます。


追肥は2ヶ月に1回のペースで規定量の緩効性肥料を与えるか、薄めた液体肥料を1週間〜10日に一度与えてください。


ただし、暑さでペンタスが夏バテしているような場合は液体肥料を一定期間控えましょう。


また、肥料切れを起こすと花が咲かなくなったり、葉色が薄くなったりする原因となります。


このような症状が見られたら速効性のある液体肥料を与えて、養分を補給させるのがおすすめです。

2-4.植え付け

ペンタスを植え付けるときは、水はけや通気性のいい土作りを心がけてください。


赤玉土、腐葉土、パーライトをブレンドして土を作ることも可能ですが、難しい場合は市販の培養土を使っても問題なく育てられます。


市販の培養土は水はけがよさそうなものを選ぶように注意しましょう。

2-5.手入れ

花を長く咲かせるためには、花がら摘みが大切です。


咲き終わった花は適宜手で摘み取っていくと、次々と花が開花していきます。


鉢植え栽培は少なくとも1年〜2年に1度、一回り大きい鉢へと植え替えて、根詰まりを防止してください。

2-6.病害虫

株が蒸れると灰色かび病、たち枯れ病などの被害にあいやすくなります。


害虫もつきやすくなるので、風通しのいい環境で育てるように気をつけましょう。

3.ペンタスのおしゃれな寄せ植えを紹介

ここからはペンタスのおしゃれな寄せ植えを紹介します。


下記の寄せ植えアイデアをヒントに、おしゃれな寄せ植えを作りましょう。

3-1.花壇の寄せ植え

こちらは後方にアンゲロニア、中央にペンタス、前方にアメリカンブルーやメランポジウムなどを寄せ植えして、花いっぱいのおしゃれな花壇を作り上げています。


どれも開花期が長く、暑さにも強い花のため、夏の間も花壇に華やかさを演出できます。

3-2.カラーリーフとペンタスの寄せ植え

こちらのペンタスとヒポエステスは、色合いがマッチしているため相性抜群。


鉢はおしゃれなカゴタイプのものを使用しているため、ナチュラルさと温かみもプラスされていますね。


ペンタスを主役に仕立てたおしゃれな寄せ植えアイデアです。

3-3.赤いペンタスを使ったハンギングバスケット

ペンタスはハンギングバスケットのフォーカルポイントやアクセント使いにおすすめです。


こちらは涼しげなカラーリーフと真っ赤なペンタスを合わせることで、夏にぴったりのおしゃれなハンギングバスケットに仕上がっています。


グラス類や茎の長い植物がバランスよく配置されているのもおしゃれなポイントです。

4.まとめ

今回はペンタスの育て方やおしゃれな寄せ植えアイデアなどを紹介しました。


ペンタスは開花時期が長く、夏の暑さにも負けずに花を咲かせてくれる花です。


存在感があるため、寄せ植えではフォーカルポイントやメインの花におすすめできます。


おしゃれな寄せ植え方法も参考に、ペンタスを使ってガーデニングを楽しんでみてくださいね。

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