こんもりした形がかわいい! ホウキソウ・コキアの育て方6ポイント

「ボリュームのある植物を植えたい」


「生け垣に使える背丈が低めの植物は?」


今回ご紹介するコキアは一年草の植物です。


コキアは庭先に一株植えるとアクセントになり、複数植えるとモコモコしたさまが、おとぎ話の世界のような景観を作り出す点が魅力。


今回は地植えにするときのコキアの育て方を6つのポイントに絞ってご紹介しましょう。

◆コキアの好む環境

コキアはアジアを原産地とする一年草植物。


春先に種を植えると、初夏から冬の入り口まで長い時間鑑賞を楽しめます。


好む環境は日当たりの良い場所。また、保湿性と排水性に優れた土を好みます。


土壌酸度は中性から弱酸性であればそれほど問題なく、やせ地でも十分に成長する力を持っています。

◆コキアの植え付け

コキアは「種を植える」、「購入した苗木を植える」の2つの方法から育てられます。

●種を植える場合

コキアの種まき適期は5月あたりまで。


発芽に必要な温度は約15度なので、お住いの地域の気温に合わせて初夏までには終了させましょう。


種の数は1箇所につき2粒から4粒。


株間はコキアが成長したときの大きさを考え、30センチから60センチ確保してください。


種をまいたのち、被せる土の厚さは5ミリほど。


コキアの種は大変小さく、土を被せすぎると発芽しづらくなるので注意しましょう。


種を植え付けた後は発芽までしっかりと水やりをしてください。

●苗を購入した場合

コキアの苗を購入したらそのまま放置せず、なるべく早い段階で植え付けを終了させましょう。


というのは、直根性のコキアはポットの中にいる時間が長いと根詰まりをおこし、株が傷んでしまう可能性が高くなるからです。


苗を土に植え付けるときは、根を傷つけないようにそっと取り扱うのがポイント。


種植えと同様に、地面に根が張るまでは水やりを欠かさないようにしてください。


苗の植え付けは遅くとも6月頃までには済ませましょう。

◆コキアの栽培管理

●コキアの間引き

種をまいて1箇所に複数枚の発芽が確認できたら、勢いのある株を1つ残して他は間引きしておきましょう。

●水やり

地植え栽培では、水やりは基本的に降雨のみでかまいません。


ただし雨が1週間以上降らない状態かつ土の表面がかなり乾燥しているようであれば、水を与えましょう。

●肥料

地植え栽培では特に肥料を与える必要はありません。


ただしコキアを一般サイズよりも大きくしたい、丈夫な株に育て上げたい場合は以下のようなタイミングで肥料を与えます。


・植え付けしたさいに緩効性肥料を施す
・液体肥料を3ヶ月に1回施す


窒素分の多い肥料を与えると、コキア独特のまるまるとした形が崩れるので注意してください。

●剪定

剪定に関しては基本的に必要ありません。


コキアは放置したまま育てても、きれいな丸みを帯びた形で成長していきます。


ただし枝や葉が混み合っている部分を見つけたら、お盆の時期くらいまでに軽く間引き剪定をする程度に手を加えておきましょう。

●土寄せと支柱立て

コキアは地中深くまで根を伸ばすことがないため、地上部が大きくなるにしたがってバランスが悪くなり倒れる可能性がでてきます。


台風による風や雨の被害が心配なら、根本に土寄せをして支柱を添えておきましょう。

◆コキアの増やし方

コキアは一年草植物なので、冬が到来すれば枯れてしまいます。


そのままにしておけば「こぼれ種」で翌年またコキアが育つ可能性もありますが、確実にまた育てたいなら種を採取して次のシーズンの種まきに使いましょう。


コキアの種の採取は紅葉が終了した後。枯れた株を根本から切り取り、種をやさしく手でそぎ取るか、地面に軽く叩きつけて種を落としましょう。


このとき地面に新聞紙などの大きな用紙を敷いておくと便利です。


採取した種は封筒などの紙袋に入れ、湿気がなく直射日光の当たらない場所で春まで保存しておきましょう。

◆コキアでホウキを作ろう

「コキアの収穫?」と疑問に思われる方も多いかと思いますが、別名「ほうき草」の名前を持つコキアの株を材料として、ホウキをつくることが可能です。


コキアのミニホウキの作り方の簡単な手順は以下のとおりです。


1 紅葉が終わり茶色に変化したコキアを根本からカットする

2 先端に付着している種を削ぎ落とす

3 枝をまとめて麻ひもでまとめる

4 ホウキの先端の長さが気になる場合はカットして整える
出来上がったホウキが短いなら、持ち手をつけると便利ですよ。

◆コキアの品種による丸みのちがい

大きな綿毛のような形が特徴のコキアですが、「トンブリ」という「畑のキャビア」として有名なこの品種は丸みを帯びるよりも背丈が高くなる傾向にあります。


私たちが観賞用として見かけたり購入したりする丸みを帯びた品種の多くは「トリコフィラ」という名前のコキアです。

さいごに

コキアは春の新緑から秋の紅葉まで、長い時間たのしめる樹木です。


生け垣やアクセントとしてはもちろん、ニチニチソウやマリーゴールドなどと寄植えにしても素敵でしょう。


もしまだコキア栽培を体験していないのなら、ぜひお庭に1株つけ足してみてはいかがでしょうか。

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