芝を植えよう! 日本芝の特徴・3つの品種・お手入れ方法をご紹介

「イングリッシュガーデンみたく、庭に芝のスペースがあったらいいな」と思ったことはありませんか?
小さなスペースでも芝を植えると、より一層庭が華やかな雰囲気になりますよね。
芝は他の植物と同様に、冷却効果やリラックス効果があることでも知られています。
今回は、日本で多く使われている「日本芝」の特徴や3つの品種、お手入れ方法などについてご紹介します。

日本芝とは

芝には大きくわけて「日本芝」と「西洋芝」の2種類があります。
日本芝は、本来日本で生えていた芝で、暖かい地方で自生していたものです。
高温多湿に耐えうることから、日本の気候や風土に適合した性質を持ち合わせています。
生育適温は23~35℃。そのため、日本芝を北海道や東北地方などの寒い地域では、ほとんど見ることができません。
日本芝が西洋芝と違う一番の特徴は「冬枯れ」をすること。
冬枯れとは、11~3月頃の寒い時期の休眠期のこと。
気温が10℃以下になると日本芝の生育はストップしてしまします。
休眠期には、地上に出ている芝は茶色に変化し、春がきて気温が暖かくなると再び生育を始め、緑色の芝に戻ります。
一方、西洋芝には冬枯れはなく、一年中緑色の状態を保つことができます。

野芝

野芝には「砂芝」、「地芝」などの別名があり、日本芝の中でも一番寒さに強いことが特徴です。
基本的に日本芝は寒い地域にはほとんど存在しませんが、野芝は北海道の南部にも分布しています。
また、高度の高い場所や海岸でも見ることができます。
野芝は、日本芝の中でも手触りが一番固いことも特徴の一つです。
芝に触れた時にチクッと感じたら、野芝と判断してよいでしょう。
手入れは比較的楽な方で、地面に生える密度が粗く、葉の幅も広いことから、昔から日本庭園で使われることもあったようです。
しかし、景観に重きを置くガーデニングなどで野芝を利用されることはほとんどありません。
野芝はゴルフ場のラフや公園などによく植えられています。

高麗芝

高麗芝は日本芝の中で最も多く使われている品種です。野芝に比べて葉の幅が細いこと、手触りが柔らかいこと、色が鮮やかなことが特徴です。
育成適温は30℃。耐寒性があまりなく、東北の南部地方から九州地方に多く分布しています。
海岸などの沿岸でも見られ、塩風が運んでくる塩分にも耐える力を持っています。
高麗芝は上から踏みつけられも耐える力があるので、サッカーやゴルフ場、競馬場で多く使われています。
庭に植えてガーデニングを楽しむことにも適していますが、伸びる速度が速いので、芝刈りなどのメンテナンスが少し大変かもしれません。
ただし、きちんとケアすることで美しい庭の景観を保つことができます。
海岸などの沿岸でも見られ、塩風が運んでくる塩分にも耐える力を持っています。
高麗芝は上から踏みつけられも耐える力があるので、サッカーやゴルフ場、競馬場で多く使われています。
庭に植えてガーデニングを楽しむことにも適していますが、伸びる速度が速いので、芝刈りなどのメンテナンスが少し大変かもしれません。
ただし、きちんとケアすることで美しい庭の景観を保つことができます。

姫高麗芝

姫高麗芝は、今回ご紹介するなかで最も見た目の美しい芝と言えるでしょう。
葉が細く柔らかい、密度が濃い、色が鮮やかなことが特徴です。
高麗芝と同様に、草丈が伸びる速度が速いので、多くの刈り込みを行う必要があります。
また、管理が難しいことから初心者よりもガーデニング経験の多い上級者レベルでないと、美しい景観の保持は難しいかもしれません。
姫高麗芝はゴルフ場のグリーンや庭園用で多く使用されています。

お手入れ方法

芝を管理するなら、定期的なお手入れが必要です。
どの品種にもいえることですが、基本的な手入れには、芝刈り・水やり・除草・施肥・通気作業が必要です。
少しずつですが、注意点やポイントなどをご紹介します。

・芝刈り

芝が最も生長するのは気温の高い5~9月にかけて。
この時期は芝の草丈がどんどん延びてきますので、週に1回を目安に芝刈りをするとよいでしょう。
芝の生長が穏やかな春や秋の季節は、2~3週間に1回を目安にしましょう。
芝刈りをきちんと行うことで、芝の密度が増すと同時に、雑草も生えにくくなります。芝刈りをきちんと行うことで、芝の密度が増すと同時に、雑草も生えにくくなります。
芝の生長が穏やかな春や秋の季節は、2~3週間に1回を目安にしましょう。
芝刈りをきちんと行うことで、芝の密度が増すと同時に、雑草も生えにくくなります。

・水やり

水やりは、生長速度の速い時期は毎日のこまめに与えましょう。
ただし、加湿は禁物ですので、降雨量や天気を確認しながら行ってください。
また、時間帯は日中ではなく、朝か夕方の涼しい時間帯にすると、芝が蒸れて傷むことがありません。

・除草

日々の管理で除草も景観を保つための重要な作業です。
雑草をそのまま放置しておくと、害虫が増える、芝に栄養が行き渡らなくなるなどの弊害が出てきます。
限られたスペースでの除草は手で引き抜いても構いませんが、広い範囲での除草は除草剤を使用すると作業を楽に行うことができます。

・施肥

芝に施肥をすることで、美しい緑の保持、芝の傷みの回復、などの効果が期待できます。
施肥は芝の状態を見ながら適宜与えるようにしましょう。
ただし、気温が高く日差しの強い猛暑日の施肥は、肥料焼けの原因になるので、行わないようにしましょう。
土の中に栄養が行き渡りやすくするために、施肥後は必ず水やりすることをおすすめします。

・通気作業

芝の通気作業とは、その名の通り、芝に穴を空けた所に空気が入ること。
芝の生長を促したり水はけを改善したりすることを目的とするものです。
深さの目安は約5㎝。マイナスドライバーやガーデンスパイクを利用しておこないましょう。
作業が終了したら、通気したところに目土(めつち・砂や土をかぶせること)をし、涼しい時間帯になってから水を与えましょう。作業が終了したら、通気したところに目土(めつち・砂や土をかぶせること)をし、涼しい時間帯になってから水を与えましょう。
芝の通気作業とは、その名の通り、芝に穴を空けた所に空気が入ること。
芝の生長を促したり水はけを改善したりすることを目的とするものです。
深さの目安は約5㎝。マイナスドライバーやガーデンスパイクを利用しておこないましょう。
作業が終了したら、通気したところに目土(めつち・砂や土をかぶせること)をし、涼しい時間帯になってから水を与えましょう。
芝のお手入れはちょっと手間がかかりますが、綺麗な状態を維持するための管理は、とても大切な作業です。
芝の特徴や扱う難易度はそれぞれ違いますので、よく考えてから芝を選ぶようにしましょう。

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