食べて・飲んで美味しいハーブ5選!育て方や使い方をご紹介

ハーブ最大の魅力と言えばもちろん「香り」。
ハーブを育てると、庭に爽やかな香りが舞い、ついつい顔がほころびます。

今回は料理に使ったりハーブティーにしたりできるおすすめのハーブをご紹介します。
育て方や使い方の参考にしてみてください。

1.バジル

1-1.バジルの育て方

バジルは寒さに弱いため、戸外で育てるなら一年草として扱いましょう。
植え付け場所や鉢植えの置き場所は、日光がよく当たるところへ。
また、生育が旺盛なので、プランターや鉢には余裕を持って植え付けることがポイントです。

バジルの花は、大体7〜9月ごろに開花しますが、花を咲かせると葉が硬くなってしまいます。
料理に使うのであれば、早めに摘み取りましょう。

1-2.バジルの使い方

バジルとトマトは相性がとても良いので、トマトのスパゲッティーやピザの上に飾ってみましょう。

新鮮なバジルをたくさん収穫し、細かく刻んでバジルペーストを作るのもおすすめ。
フードプロセッサーを使えば、バジルペーストをより簡単に作ることができますよ。

バジルには夏バテ予防に良いとも言われているので、ぜひ夏野菜と一緒にバジルを食べてみましょう。

2.ローズマリー

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#キッチンハーブ 達が テラスで、すくすく育ってます♡ ・ blogに、我家にもあるアオダモのこと、お気に入りのショップ ザファームユニバーサルのこと、アジサイのことなど詳しく書いています。。。 ・ 私のお庭ブログには▶️プロフィールのURLからどうぞ #庭 #私の庭 #マイガーデン #ナチュラルガーデン #庭づくり #庭作り #庭いじり #アンティークレンガ #庭のある暮らし #ガーデニング #ガーデンライフ #ガーデン雑貨 #小さな庭 #7月の庭 #初夏の庭 #チャービル #ローズマリー #gardenlove #gardenlovers #instagardeners #gardenstyle #gardenlife #instagarden #naturalgarden #instagardening @hokuoh_kurashi #myhome

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2-1.ローズマリーの育て方

ローズマリーは常緑低木の種類に分類されます。
木の性質を持つため、丈夫で育てやすいハーブと言えるでしょう。

育て方のポイントは剪定です。
栽培してしばらくすると、徐々に下葉がなくなり、木質化してしまいます。
ある程度大きくなったら、葉を少し残しながら強剪定をすると良いでしょう。

また、ローズマリーは蒸れに弱いので、すかし剪定もおすすめです。
風通しをよくすることで、蒸れや病害虫を予防することができますよ。

2-2.ローズマリーの使い方

ローズマリーには抗酸化作用があり、香りが強いハーブでもあります。
おすすめの使い方は肉料理。
肉料理にローズマリーを入れると、肉のくさみがなくなり、ローズマリーの良い香りが立ち上ります。

摘みたてのフレッシュなローズマリーを使って、料理に活かしてみましょう。

3.パセリ

3-1.パセリの育て方

パセリは直根性です。
苗を購入して植え付ける時には、根を痛めないよう十分に注意しましょう。

基本的には日当たりの良い場所で育てますが、夏の直射日光は強すぎて葉焼けしてしまうことも。
夏は半日陰で育てるか、遮光できるよう工夫してあげましょう。

水やりの時に泥はねしないよう、ジョウロにハスロをつけて、根元に優しく水やりをしてください。
水やりのタイミングは、土の表面が乾燥してからがポイントです。
タイミングが分かりづらいようであれば、土を指で触って確かめてみましょう。

3-2.パセリの使い方

パセリは料理の飾り付けにおすすめのハーブです。

収穫したら、フードプロセッサーで細かく刻みます。
保存袋に入れて、冷凍庫で保存し、約1ヶ月を目安に使い切るようにしましょう。

パセリは鉄分ビタミンCが豊富なハーブなので、貧血の方には特におすすめです。
生の状態で食べれば、より効果的に栄養素が摂取できるので、さまざまな料理にパセリをふりかけて食べてみましょう。

4.ディル

4-1.ディルの育て方

ディルも直根性の根なので、植え替えはあまりおすすめできません。
大きくなると高さが1m以上になるので、鉢植えで栽培するなら、あらかじめ大きめの鉢に植え付けておくといいでしょう。
高さが出てきたら倒れてしまわないよう、早めに支柱を立ててください。

寒さには強いディルですが、暑さには弱いため、5月〜7月の開花時期を終えたら枯れてしまいます。
種を採取しておけば、9月から10月ごろに種まきができるので、翌年もディルの栽培にチャレンジしてみましょう。

4-2.ディルの使い方

ディルは魚料理との相性が良いので、カルパッチョなどの料理の上に、新鮮なディルを飾りましょう。
サラダにして、他の野菜と合わせる使い方もおすすめです。

胃腸の消化をサポートしてくれる効果が期待できるので、野菜と一緒にディルを積極的に食べていきましょう。

また、ディルは葉の他に花・種も食べることができます。
花は卵料理に飾られることが多く、種はオイルやビネガーに使われます。
ディルを育てたらぜひ、葉・花・種を使って、料理に入れて味わってみてくださいね。

5.ジャーマン・カモミール

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こんにちは😃 本日も10:00〜17:00までの営業です🙌 . . 今日は、朝からジャーマンカモミールの 収穫をしました‼️ すべて収穫するのに3人がかりで4時間かかりました🤣 一つ一つ収穫をしているので思いのほか時間がかかり、他のハーブの収穫が出来ませんでした💦💦 ジャーマンカモミールはとても人気で、 ブレンドする時も使うので こんなに沢山の量を収穫できて本当に良かったです☺️ 明日からは、雨が降るとの予報なので また沢山のお花が咲くかと思います🤲 これから、ハーブを洗い乾燥機で乾燥をさせます☺️ 是非、摘みたてのハーブティーをご賞味ください💗 . . 本日も皆様のお越しをお待ちしております🥰 #herb#herbtea#herbsalt#herbshop#herbalife#blendherbtea#germancamomile#camomlietea#japan#kumamoto#ハーブ#ハーブティー#ハーブソルト#ハーブショップ#ハーブティー専門店#ジャーマンカモミール#ジャーマンカモミールティー#カモミールティー#無農薬ハーブ#熊本県産#熊本県#菊池郡#菊陽町

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5-1.ジャーマン・カモミールの育て方

ジャーマン・カモミールは、カモミールのもっとも代表的な種類です。
5月ごろに可愛らしい花が株いっぱいに咲きます。

花をたくさん咲かせるためには、3月ごろに肥料を与えることがコツ
リン酸が多めの液体肥料を水に薄めて与えましょう。

また、日光も花を咲かせるためには重要です。
基本的には日当たりの良い場所で育てます。
しかし、夏の暑さは苦手なので、6月〜7月ごろは半日陰で涼しく育てましょう。

5-2.ジャーマン・カモミールの使い方

カモミールを育てたら、ぜひハーブティーを作って飲んでみましょう。
ハーブティーから漂う香りで心も体もリラックス。就寝前に飲めば安眠効果が期待できます。

ハーブティーを作るには、まずカモミールの花を摘み取ります。
次に、新聞紙やザル、キッチンペーパーなどの上にカモミールを広げて、直射日光が当たらない風通しの良い場所で乾燥させます。

カラカラになるまで乾燥したら完成です。
ポットにカモミールと熱湯を入れて、少し経ってからティーカップに注ぎ入れましょう。

6.まとめ

今回は食べて・飲んで楽しめるハーブ5種類をご紹介しました。

ハーブは肉や魚のくさみを消し、香りで料理をより一層引き立てることができる植物です。
ハーブティーは、ハーブならではの香りが堪能できるので特におすすめ。

こちらの記事を参考に、ぜひハーブを育てて、料理やハーブティーへと使ってみてはいかがでしょうか?

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ガーデニングに苔を取り入れよう!魅力やオススメ3選をご紹介

苔には「森の中のジメジメした場所にひっそりと生えている植物」というイメージがつきものです。

しかし昨今では鮮やかな緑色や、モコモコした可愛らしい姿が女性や若い人の間で人気となり、容器で苔を栽培する「苔テラリウム」などでメディアに取り上げられる機会も多くなりました。

苔は今まで日本庭園で多く活用されていましたが、現在では洋風の庭でもグランドカバーや目地埋めなどで使われています。

今回は、苔の魅力やおすすめ品種を3つご紹介しましょう。

苔ってどんな植物?

シダ植物や藻などとよく間違われる苔。植えたつもりはないのに「知らない内に庭の片隅に生えていた」なんてことはありませんか?

苔が他の植物と決定的に異なるのは「維管束(根)をもたない」点です。
一般的な植物は根から水分や栄養を吸収して生長をしますが、苔は葉や茎を利用して水分を吸収しています。

生えている苔を引き抜くと、茎の下に根のような形をしたものがついていますが、その正体は「仮根」と言われる地面(土・木・岩など)に付着するための組織。
苔は吸収した水分と日光を利用して光合成をおこない生長を続けているのです。

苔は姿形やその特徴から「蘚類・苔類・ツノゴケ類」の3つに分類されます。
また一年草と多年草にも別れ、多年草の中には約80年生き続けている寿命が長い個体もいます。

苔はどうやって増える?

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苔と苔の花…*✺ 沼めぐりで出会った森の贈り物…*2 苔に花?… ちょこんときのこのように伸びた先に白い花みたい… どうも苔の胞子体らしいです… アルファルファみたいに、可愛い胞子体がいっぱいひゅんひゅん伸びてる姿がとてもかわいかった… スギゴケかな? 普段は身をピシッと閉じているのだけれど、雨に濡れると元気に開いてくるのだそう… 苔の花の花言葉…* 「母性愛」「信頼」「物思い」 ちゃんと花言葉がありました*** #苔#苔の花#苔の胞子体#森の贈り物#苔の森#沼めぐり#蔦温泉#自然 #moss#igersjp #igflower #ig_nature #flower #fleure #naturelovers

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苔は種類によっては雌雄異株と、雌雄同株に分かれます。

一般的な苔の増え方は受精をした雌の株から出される「胞子体」によるもの。
私たちが知らない内に苔が生えているのは、風や虫の力を利用して胞子体が別の場所に飛ぶのが原因です。
そのため、胞子体の着陸した土壌環境が苔の好むものであれば、葉が芽吹いて増殖を続けます。

現在日本国内で確認されている苔は1700~1800種類。
全ての苔が同じ環境を好む訳ではなく、日の当たる場所が好きなものもいれば、日陰が好きなものもいるなど、苔の種類によって適応する環境はさまざまです。

苔の増え方は胞子体の他にも、クローン(無性芽)を作る方法ちぎれた一部(葉など)から増殖をする方法などがあります。

スギゴケ

スギゴケの名前は「小さな杉」のような姿に由来しています。

一口にスギゴケと言っても一種類の苔を指している訳ではなく、スギゴケ科スギゴケ属に属する「オオスギゴケ」や「ウマスギゴケ」など約400種類以上の苔の総称として使われている言葉です。

苔庭では一番多く使われ、日本庭園におけるスタンダートな苔として知られています。
特徴は葉が硬く、垂直に真上に向かって伸びること。
自然界では湿った土壌の日のあまり当たらない場所を好み、腐葉土や岩場の多い場所に群生します。

1年に3~5㎝伸びるスギゴケは、放置しておくと20㎝位まで伸びることも。
伸びすぎたスギゴケを放置しておくと、下から新しい苔が生えづらくなったり景観が損なわれたりするので、育てる時は真夏と真冬以外の時期に、適度なカットや間引きをして管理を続けましょう。

水やりは朝か夕方の涼しい時間帯におこなってください。

ジャゴケ

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何だか不気味~😱 ここは森の沢の側😨 . コケがウヨウヨ😵 . 家の裏などによく生える ゼニゴケじゃないの😁 . ジャゴケ、蛇苔🐍 . 🐍の鱗に見えてきましたね~🎵 . このジャゴケは指で擦ると香りがしますよ😘 . いい香りと言われるけれど、 私にはカビ臭いんだけど。。😰 . 香りのもとはトイレではなく(当たり前だ💢) テルペンという植物が作る成分。 柑橘系🍊の香りや爽やかメントール🌿、主に針葉樹が出す香りもテルペンだそうよ📖 . 何のために香るのでしょう❓😳 . 自己防衛のため🚓 植物は動けないので自分の体を病害虫から守ったり傷口を消毒するために放出しています😃 . 有名なフィトンチッドはテルペンで構成されているそうです📖 . そんな植物が出す香りで私たちは森林浴をしたり、香水でお裾分けしてもらったり恩恵を受けているのですね💚 . ありがと💕✨テルペンさま😘➰💋 . #自然 #自然観察 #植物 #生物 #雑草 #マクロレンズ #マクロ #花 #雑学 #yジャゴケ #ジャゴケ

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大きな葉が特徴のジャゴケは、葉の表面が蛇の鱗のような見た目をしているので「蛇苔(ジャゴケ)」と名付けられた所以があります。

見た目の特徴から「ジャゴケは苦手」とする人も多い一方、ミニ盆栽やテラリウムなどで活用されることも。
指で葉の表面を強く擦ると、ハーブや松茸のような香りを感じられるのも魅力の一つでしょう。

ジャゴケは湿地の半日陰になるような場所を好み、苔の仲間の中では乾燥に強い部類に入ります。
ゆっくりと生長するので、葉の表面が乾燥してきたら水を与える程度の管理で育成が可能です。

記述のスギゴケに反して種類は少なく、世界中には7種類、日本国内には「タカオジャゴケ・オオジャゴケ・ウラベニジャゴケ」の3種類しか存在していない貴重な苔とされています。

スナゴケ

スナゴケは群生すると星が集まっているように見えるため、「綺麗で美しい苔」として人気があります。

一見スギゴケと見た目が似ていますが、スナゴケはスギゴケよりも「小さい・濃い緑色をしている・触れると硬い」のが特徴です。

乾燥に強く、ある程度の水分が与えられていれば直射日光や積雪にも耐える性質を持つため、日本全国のいろいろな場所で育てることができます。

苔のイメージにそぐわずあまり水分量が多い土壌は苦手とするため、特に鉢やテラリウムで育てる時は乾燥気味に育てて、水やりは朝夕の時間帯にたっぷりな量を与えると上手く育てられるでしょう。
地植えで管理をする時は降雨のみで十分です。
空気が乾燥すると一時枯れたように見えるので水を与えたくなりますが、土壌が蒸れてしまうので雨が降るのを待ちましょう。
降雨が全くない日が続いた場合は、日が出ていない時間帯に水やりをしてください。

世界中に存在している苔は約2万種類もあると言われています。
苔が育ちやすい環境や成長速度、増え方も種類によって違うところが興味深いですよね。
どんな方法であれ、苔を育てるには品種によって異なる性質や特徴を知ることが一番重要です。
色々な苔を栽培して、お気に入りを是非見つけてみましょう。

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梅雨の時期にやるべき庭仕事!湿気・蒸れの5つの対策

梅雨の時期は湿気・蒸れに弱い植物にとって厳しい季節です。
やっと梅雨明けしたと思いきや、お気に入りの草花が残念な姿になっていた…。

そんなことにならないためにも、草花の湿気・蒸れの対策の仕方、梅雨の時期の乗り切り方、といったやるべき庭仕事を徹底解説します!

1.梅雨の時期は要注意!

梅雨の時期は、湿気や蒸れに弱い草花が枯れやすい季節です。
ジメジメとした高温多湿の環境では、咲き終わった花が腐ったり、カビたりしやすくなり、病気を引き起こしてしまうこともあります。

また、ナメクジの被害にもあいやすく、花や葉っぱが食べられて、景観が悪くなってしまうケースも。
そのため、梅雨が来る前や、雨が降らない日には、湿気・蒸れに弱い植物への対策をとる必要があります。

しかし、中には水を好み、湿気に強いアジサイやトレニア、リシマキアといった植物もいるので、それぞれに合った環境を知ることも大切です。

下記の梅雨の時期にやるべき庭仕事を参考に、草花が弱ったり、枯れてしまったりしないよう、湿気・蒸れへの対策をとっていきましょう。

2.梅雨の時期にやるべき庭仕事【湿気・蒸れの対策】

2-1.鉢植えの移動

湿気や蒸れに弱い草花の鉢植えを、雨の当たらない軒下へと移動させましょう。

高温多湿に弱く、梅雨の時期に枯れてしまう可能性がある草花をいくつかご紹介します。

・ペチュニア
・カリブラコア
・マリーゴールド
・ジニア
・ラベンダー
・ゼラニウム
・エリンジウム
・オステオスペルマム
・マーガレット
・ジャーマンアイリス
・フロックス
・ローダンセマム

これらの草花はほとんどが乾燥に強いといった特徴があります。
その反面、加湿を嫌い、長雨に当たるのを苦手とするので、梅雨の時期は注意して育てましょう。

2-2.切り戻し・剪定

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たぶん明日が関東梅雨入り… * ただでさえ暑さがこもる我が家の庭…梅雨の間は花たちにとっては試練の時… 少しでも蒸れが減るように…と数日前に八重のペチュニアたちをばっさりスッキリ切り戻しました✂️ * ちょうど満開だったりまだ満開ではないけど今にも咲きそうな蕾が一杯だったり…と躊躇いもありましたが、一度✂️を入れたらサクサクと〜😅 実は切り戻し好きな私です←👹オニ * * と、その時までは何の後悔もなかったのですが… 今日の週間天気を見るとこの先ほぼ1週間☔️か🌧の我が地方… 日照がまったく見込めないこのタイミングで、果たしてこの切り戻し、吉と出るか凶と出るか…💦💦 * 写真は切り戻す前に撮ったもの… どうかこの写真が遺影になりませんように…🙏 * * #ペチュニア #八重ペチュニア #もちろん一株 #切り戻し #梅雨入り間近 #ホイップマカロン #湘南ヴェルデ #花が好き #花が好きな人と繋がりたい #小さな庭 #暑い庭 #flowers #petunia #iloveflowers

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先ほどご紹介したような湿気・蒸れに弱い草花は、梅雨が来る前に切り戻しや剪定を行うと、風通しが良くなり、湿気や蒸れの対策になります。

雨の日は庭の花を見れないことも多いので、この時期にバッサリと切り戻しを行い、風通しをよくするすかし剪定も行いましょう。

切り戻しの仕方は、株の半分から1/3くらいまで、ハサミを使って思い切って刈り込みます。

この時、茎に必ず葉を残しながら切り戻すのがポイントです。
葉を残さずに切り戻しをしてしまうと、光合成ができなくなり、そのまま枯れてしまうこともあるため注意しましょう。

すかし剪定の仕方は、葉が密集しているような箇所や、光が行き届かないような箇所をハサミを使って剪定していきます。
上や横から見たときに、全体がスカスカになるよう剪定をしてしまって構いません。

切り戻しや剪定を行った後は、草花がストレスを受けて弱っているので、3〜4日は明るい日陰の風通しのいい場所で管理するといいでしょう。

また、活力剤を水やりと一緒に与えてあげると、回復しやすくなるのでおすすめです。

2-3.害虫予防・対策

子供のころ、梅雨の時期に見るアジサイとナメクジは、季節ならではの風情を感じさせてくれました。

しかし、ナメクジは園芸業界では草花を食べ散らかしてしまう害虫です。
ナメクジは一匹でも卵を産むことができ、一回で50個もの卵を産むこともあります。
せっかく綺麗に咲いた花が、ナメクジに食べられてしまっては嫌ですよね?
そうならないためにも、害虫予防・対策が重要です。

ナメクジには専用の殺虫剤があり、土にばら撒くタイプやニオイで誘い出して捕殺するものもあります。

こういった殺虫剤を使うのが嫌な方は、コーヒー殻や竹酢液、木酢液などを土にまいてナメクジを寄せ付けないようにする方法もあります。

ナメクジは普段土の中に隠れているため、ナメクジの姿を見ていなくても、梅雨の前にあらかじめ予防をしておきましょう。

ナメクジによる食害が少なくなるので、ぜひ予防・対策を行っておいてくださいね。

2-4.植え替え

梅雨は長雨で庭仕事ができない日が続きます。

庭や花壇に湿気や蒸れに弱い植物を地植えしている場合には、植え替えて鉢植えにしておけば、雨の当たらない場所へ移動させることができます。

また、梅雨は湿気に強い性質を持つ草花を、庭や花壇に地植えする時期としておすすめです。

地植えした後は、根が地中に張るまで、最初の1ヶ月ほど定期的な水やりが必要ですが、梅雨が入る前のタイミングで植え付けておけば、降雨により水やりをする手間が省けて管理が楽になります。

他にも、時期を過ぎた寄せ植えがあったり、解体するハンギングバスケットがあれば、梅雨に入る前に植え替えておくようにしましょう。

それぞれの植物に合った環境に植え替えて、梅雨の時期も元気に育ててくださいね。

2-5.手入れ

咲き終わった花がらをそのままにしておくと、雨に濡れてカビが生え、灰色カビ病を発生させやすくなります。

枯れ葉も一緒で、そのままの状態で梅雨を迎えると、カビや菌が発生し、株全体が腐って溶けてしまうといったケースもあります。

梅雨がくる前には、なるべく花がら摘みや枯れ葉の手入れをしておき、病気の発生源となることを防ぎましょう。

特に落ちた花びらは、そのまま葉や茎にくっついて、カビてしまうことが多くあります。

梅雨の前や、雨が止んだときには、庭に出て花がらを取り除いてあげる手入れをすると、腐らずに梅雨を乗り切ることができるでしょう。

3.まとめ

梅雨の時期は、雨の日が続き、なかなか庭仕事ができないので、あらかじめ鉢植えの移動や切り戻し、剪定をして湿気や蒸れの対策をしておくようにしましょう。

徐々にナメクジが増えてくるので害虫予防や対策を取り、草花の植え替えや手入れをして、安心して梅雨の季節を過ごせるように頑張ってくださいね!

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ハーブの収穫・保存の仕方や4つの増やし方のポイント

ハーブを育てたら収穫をして、料理に入れたり、ハーブティーを作ってみたり…。さまざまな楽しみ方ができる魅力があります。

こちらの記事では、ハーブの収穫のコツ、保存の仕方を解説し、さらにハーブの増やし方を4種類ご紹介していきます。
ハーブをたくさん育てて、暮らしの中に豊かな香りを取り入れていきましょう。

1.ハーブの収穫の仕方

ハーブは葉や茎、花といったように、使い方によって使う部分がさまざまです。

また、種類によって収穫の仕方も変わってきますが、ほとんどのハーブの収穫で共通するコツは、晴れた日の午前中に行うことにあります。
そして、葉や茎を使う場合は、開花期を迎える直前に収穫することもポイントです。
さらに、花を収穫する時は、花が開いてから2日〜3日以内に行うようにしましょう。

収穫する時には、刃先が綺麗で清潔なハサミを使い、育てたハーブを痛めないよう注意しながら収穫していってくださいね。

2.ハーブの保存の仕方

収穫したハーブは、適した保存方法を行えば、数ヶ月〜1年以上保存することができます。
主な保存方法は、乾燥保存冷凍保存です。

硬い木のような性質をもつハーブは、乾燥保存がおすすめで、茎や葉が柔らかい草本タイプのハーブは、冷凍保存向きです。
使い方によっても保存方法が変わってくるので、適した方法を選んで保存をしましょう。

2-1.乾燥保存

ラベンダー、ローズマリーなどは、長めに刈り取って束にできるので、風通しのいい日陰で逆さまに吊るし、乾燥させます。
束にならないものは、新聞紙やキッチンペーパーに広げて乾燥させましょう。

完全にカラカラになるまで乾燥したら、瓶に入れてしっかりフタを閉め、日の当たらない場所で保存します。
乾燥剤があれば、一緒に入れておきましょう。

瓶には作った日の日付を書いておけば、賞味期限の目安になるので、なるべく記入するようにするといいでしょう。

2-2.冷凍保存

ディルやフェンネル、レモングラスなどは、しっかりと水洗いをし、汚れを落としてから、保存袋に入れて冷凍させます。
そのまま使えるように、使いやすい大きさにカットしてから冷凍しましょう。
保存袋にも、冷凍させた日の日付を書いておくようにしてください。

2-3.その他の保存方法

ハーブをオイルにつけて保存する方法もあります。
また、ハーブを酢につけると、ビネガーの完成です。
どちらも料理に使うことができ、ハーブの香りを生かした洋風な料理に仕上がるので、ぜひやってみましょう。

また、バジルは葉を刻んだり、フードプロセッサーで細かくしたりして、オリーブオイルや調味料と合わせれば、バジルソースが作れます。
冷蔵で約1ヶ月くらいはそのまま保存できるので、こちらもぜひ試してみてくださいね。

3.ハーブの増やし方

「ハーブを収穫してもっと活用したい!」そんな方は、もっとハーブを増やして育ててみましょう。
ハーブの増やし方を約4種類ご紹介するので、自分に合った増やし方でハーブをどんどん育ててみてくださいね。

3-1.株分け

株分けとは、根をつけたまま親株から切り離し、子株を新たに作って増やす方法のことを指します。
ですから、株元から枝が一本しか伸びていないような場合には、株分けをすることができません。

ミントやタイム、レモングラスのように、地上から何本も茎が出ているようなハーブであれば、株分けをすることができます。
株分けをするのであれば、必ず株元を見て、ハサミや手で切り分けることができるかをチェックしてから、掘り上げるようにしましょう。

3-2.挿し木

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ルーツポーチのビッグサイズ65ガロンで育てているハーブや野菜達。右隣はオランダ産のイチゴ。いい感じ。 #rootpouch #rootpouchgarden #kitchengarden #gardening #ediblegarden #herbgarden #gardentotable #minigarden #growyourownveggies #freshherbs #homegardening #containergardening #urbangardening #growgreen #ルーツポーチ #ハーブガーデン #植物は育つ #植物を育てる為の植木鉢 #家庭菜園 #キッチンガーデン #ルーツポーチクラブ 65ガロン(直径81cm 高さ45.5cm)はそのまま使うと土が240リットルも入るので折り曲げて使っています。折り曲げると2重になるので強度もアップ。土がたっぷり入るので保水もアップ。ベランダガーデンにもおすすめです。ちなみにこの65ガロン以外に35ガロン(直径60cm 高さ45cm)、20ガロン(直径50cm 高さ45cm)があります。寄せ植えガーデンにおすすめです。

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挿し木は、ほどんどのハーブができる増やし方です。

親株から10cmほどの長さに茎を切り取って、下葉をかき取ります。
葉からは水分が蒸発しやすいので、2〜3枚程度に抑えるといいでしょう。

次に、発根促進剤を切り口につけて、清潔な土に差し込んで挿し木をします。土は赤玉土やバーミキュライト、挿し木用の土を使うようにしましょう。

発根するまで約1ヶ月ほどは、風通しのいい明るい日陰で管理し、土の表面が乾いたら水やりをして待ちます。

発根したらポットや鉢に植え替えて、定植しましょう。

3-3.取り木

取り木は枝や茎の途中から根を発根させ、そこから親株と切り離して定植させる増やし方です。

地を這うようなタイムや匍匐性のローズマリー、地上付近まで茎や枝が伸びてきたミントなどは、取り木がしやすいハーブです。

取り木の仕方は初めに、枝や茎を土に垂らし、Uピンや針金を使って動かないように止めておきます。
次に、止めた部分を土で覆います。

約1ヶ月くらい経過し、土で埋めた部分から根が発根していたら、ハサミで切り離してポットや鉢に植え替えましょう。

3-4.種まき

種まきは時間がかかりますが、一度に多くの苗を作ることができます。

種を収穫したら、それぞれのハーブに適した時期を狙って種まきをしましょう。種が発芽するまでの間は、土が乾かないように常に湿らせて日陰で管理します。
発芽したら日向で管理し、本葉が展開したら間引きをして、ポットに植え替えて育てましょう。

種まきはハーブによって発芽温度が異なるので、種まきをする前に確認してから行ってくださいね。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか?

ハーブは香りを活かした料理や飲み物、スイーツなど、さまざまなアレンジができます。
他にも、ドライフラワーにしたり、ポプリで香りを楽しむ方法もあります。
ハーブをたくさん育てて、適切な収穫・保存方法を行い、日々の生活に役立ててみてくださいね。

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ガーデニングの厄介者!? よく見かける雑草5選を詳しく解説

普段おこなう庭のお手入れの一つに「雑草の除去」があります。
「よく見かける雑草なのに名前や特徴をよく知らない」なんてことはありませんか。
雑草といっても、綺麗な花を咲かせたり、食用に活用できたりするものなど種類は多く、興味深いものです。

今回は、普段目にする機会の多い雑草を5選に絞って、その特徴や対処方法などをご紹介しましょう。

ヒメジョオン

「ヒメジョオン」はキク科カシヨモギ属の一年草植物。
土質を選ばず、あまり日光の当たらない場所でも育つので、庭はもちろん、山・河川敷・街中など、どんな場所でも生きる強い生命力を持っています。

ヒメジョオンは種子についている白い冠毛で、人・風・雨などを利用しながら広範囲にわたって繁殖が可能。
花姿の特徴はロゼット型の葉・背丈程まで伸びる茎・白または淡赤色の頭状花です。
開花時期は6月くらいから夏が一般的ですが、場所によっては10月くらいまで咲くものもあります。

除去のタイミングは、枯れて越冬する前の時期または開花期直前まで。
基本的には手や鍬を使って除去作業をしますが、春先に生長しだす頃になると力を入れないと抜けなくなるので注意が必要です。
土壌を傷つけても構わない場合は、根からの除去がおすすめです。

群衆して花を咲かせる姿はとても可愛らしいので鑑賞を楽しみたいところですが、強靱な繁殖力を持ち合わせている点はおぼえておきましょう。

セイタカアワダチソウ

セイタカアワダチソウの特徴は花期が10~11月と遅い時期であること。
北アメリカを原産とするキク科の植物で、150~300㎝にも生長して黄色い花を咲かせる強害雑草としても有名です。

多年草植物のセイタカアワダチソウは寒い時期がきても枯れず、地下茎と種の2つの方法で繁殖をするため、ほとんどの場合は1つの場所に大群をなして生息しています。
秋に黄色い花を一面に咲かせる姿は圧巻ものですが、他の植物に悪影響を及ぼす可能性も。

セイタカアワダチソウの根から出る阻害分泌物(アレロパシー)は、周りにある植物の種の発芽を抑制することで知られています。
そのため、ガーデニングをする上では除去が必須
手で取り除こうとすると根が残る可能性が高く、あまり効果的ではありません。できれば適切な除草剤を使用して根を根絶させるの一番よいでしょう。

エノコログサ

「ネコジャラシ」の別名を持つエノコログサはその昔、形が犬の尻尾に似ているので「犬っころ草」と言われていました。

日光がよく当たる場所を好み、夏になると出てくる緑色をした穂が特徴的な雑草です。
食用としては活用されていませんが、イネ科の植物なので脱穀すれば食べられないわけではありません。

エノコログサは秋になると種子ができるので、発見次第なるべく早めに抜いたり、除草剤などで駆除したりしましょう。
放置しておくと他の植物と交雑しやすいため、穂の色や毛の太さの異なる色々なエノコログサの仲間を見ることができます。

しかしセイタカアワダチソウと同様にアレロパシー物質を放出したり、アレルギーのある人が花粉症を起こしたりすることもあるので、できる限り早めに駆除することをおすすめします。

オオバコ

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ひんやりとした朝散歩🐶🐾 2019.6.17(月)☁️ . . 昨日は大荒れでした! 散歩道でも、畑の柵やトウモロコシが倒れたり、咲き始めたユリが根こそぎ倒れていました💨 柿の枝が折れているのもありました。 我が家のカボチャも引っこ抜けていたようです😥 . . 皆さんの投稿は拝見できるのですが、相変わらずイイねができないままです!😓 . . #朝散歩🐶🐾 #オオバコ #アゼムシロ 以前より5倍くらいに広がっていました! #雲の切れ間の青空 #いつもの風景2019_h #カラスの巣 昨日の暴風で、破壊されたのか、騒がしかったです!🐦

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オオバコと言えば、昔の遊び「オオバコ相撲」をご存じの方もいらっしゃるでしょうか。
オオバコ相撲とは、オオバコの茎や強い葉脈を引き抜いてお互い絡ませ合って、引っ張りながら強さを争う遊びです。

このように、オオバコは強靱な作りが特徴なので踏みつけに強く、人が良く歩く場所を好んで多く生息しています。
よって、地盤が軟らかな土壌や日光が当たりづらい場所ではあまり見かけることはありません。背丈は大きくとも20㎝位。

オオバコは、春から秋にかけて穂に小さな花を咲かせます。
葉は地面を這うように生えており、根と茎の再生力が強いので、手作業だけでの除去は困難です。

また、効果の弱い除草剤では太刀打ちできないことも。
除草剤を購入する時は、強い効き目が期待できるものを選ぶとよいでしょう。

スギナ

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スギナはトクサ科目に属する多年草。
山菜などでお馴染みの「ツクシ」が生えた後に出てくる栄養茎を指します。

日本国内どこにでも生息し、生命力の強い深さ30㎝にもなる地下茎が特徴なので、地上部だけを刈り取っても再び生長をして、広範囲にわたってその勢力を広げ続ける厄介者の雑草です。

好む環境は酸性に傾いた土壌のやせた土地。
よって、除草剤の利用はもちろん、肥料を与えることで土が栄養豊富になりスギナの除去に効果的と言われています。

また、家庭菜園などの畑に生えた場合は防草シートを利用すると、作物に悪影響を与えないので安心です。

雑草と一口にいっても、きれいな花をさかせたり遊びに活用できたりと、すぐ除去してしまうのを憚ってしまうこともあるかもしれません。

山や道端に生息している雑草を鑑賞して楽しむのは良しとしても、ガーデニングにおいては周りの植物への影響も考えて、適切な方法で早めに取り除くことをおすすめします。

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