カンパニュラ(フウリンソウ)を植えよう!人気品種や育て方6つのコツを解説


華奢で涼しげ、夏の庭を彩るのにぴったりなカンパニュラは、鐘のような花を多く咲かせることから「ツリガネソウ」や「フウリンソウ」などの和名を持ち合わせています。


カンパニュラは優しい色合いの花色や形が多く、柔らかな雰囲気のガーデニングを楽しみたい人におすすめできる植物です。


今回は、カンパニュラの人気品種や育て方のポイントを6つに分けてご紹介しましょう。

●カンパニュラ(フウリンソウ)のおもな4種類

一口にカンパニュラといっても、その品種は300を超えるといわれています。


それぞれに花の形や咲く方向、草丈、色が異なるため、自分好みの品種を見つける楽しさもカンパニュラ栽培の醍醐味といってよいでしょう。


ここでは、数多くあるカンパニュラの品種から代表的な4つをご紹介します。

・ホタルブクロ

下をむいて咲く釣鐘状の花が特徴的なホタルブクロ。


宿根草で地下茎を横にのばして成長します。

・グロメラーダ

多年草でリンドウに似た花を咲かせることから「リンドウ咲きカンパニュラ」ともいわれ、「八代草」の和名もあります。


茎の咲きに約10輪の花が集合し、上を向いて咲きます。

・カンパニュラ・メディウム

カンパニュラのなかで最もメジャーなヨーロッパが原産の品種です。


ピンクや紫、白と花の色も多く、5センチから7センチ程の花が上をむいて咲くので、見た目の華やかさも特徴といえるでしょう。

・カンパニュラ・ラプンクロイデス

ラプンクロイデスは、5裂の花冠、それぞれの花びらが尖り、反り返った形をしているのが特徴です。


こぼれ種でも発芽するほど丈夫なので、一度植えたら毎年花を楽しめる可能性は高いでしょう。

●カンパニュラ(フウリンソウ)の好む環境

耐暑性に優れるカンパニュラは、日当たりの良い場所を好みます。


加えて風通しが良く、湿気の高くない場所が栽培に適しています。


ただし、夏の直射日光が強すぎると枯れる可能性もあるため、できれば時間帯によっては適度に日陰になる場所を選ぶとよいでしょう。

●カンパニュラ(フウリンソウ)の植え付け

カンパニュラは種から育てることも可能ですが、手間を省くなら苗の購入から始めるとよいでしょう。


苗は虫がついていなく、葉の発色がきれいで茎がしおれていないものをポイントに選びます。


鉢やプランターで栽培するなら、市販されている園芸用の用土が利用可能です。


地植え栽培では、小玉赤玉土と腐葉土の割合を6対4で混ぜ込み、栄養素として元肥を追加しておきましょう。


またカンパニュラは酸性土壌を嫌う性質のため、できれば事前に土壌測定器で計測をしておくことをおすすめします。


土が酸性寄りであれば、植え付け2週間前に苦土石灰を混ぜ込み、酸度調整をしておきましょう。


では、カンパニュラの植え付けポイントを見ていきましょう。


 植え付け時期は9月~10月

 春植えができる品種なら3月~4月

 株間は20~25センチを確保し、深植えにならないよう配置する


基本的にカンパニュラは冬の寒さに当たることによって花芽をつけます。


秋植えの品種では冬の寒さが到来する前に、土の中でしっかりと根が張れるように植え付け時期を意識してください。

●カンパニュラ(フウリンソウ)の水やり

水やりの方法は鉢植えと地植え栽培では異なります。


鉢植え栽培では、乾燥気味に育てるのがポイント。


土の表面の乾燥を確認して、数日経過してから水を十分に与えてください。


カンパニュラは高温多湿を嫌う植物なので、水やり後は受け皿に溜まった水は必ず捨てるのも忘れずに。


また根腐れを防ぐため、時間帯は気温の高い日中は避け、午前中や夕方の涼しい時間帯を選びましょう。


冬の時期は夏よりも頻度を控えめにし、与える際は気温の高い日中に水やりを行ないましょう。
地植え栽培では定期的な水やりは基本的に必要ありません。


ただし日照りが続き、茎や葉に活力が見られないようであれば適宜水を与えます。

●(フウリンソウ)の肥料

カンパニュラを植え付けする際に施した元肥の他に、成長期には月に2回~3回の追肥を行ないます。


肥料は緩効性化成肥料が適していますが、あまり与えすぎると栄養が葉ばかりにいきがちになり、花つきに影響が出るため、量に十分に注意してください。

●カンパニュラ(フウリンソウ)の花がら摘み

花が咲き終わったら、適宜花がらは処分します。


花がら摘みをすることで見た目の美しさを保つと同時に、病害虫発生の抑止にもつながります。


咲き終わった花を放置しておくと種をつけるために、株がエネルギーを消費するため、株の衰えが進み、花数が減少する可能性もあります。


花後はすみやかに、茎は残して花の付け根部分からカットしておきましょう。

●カンパニュラ(フウリンソウ)がかかりやすい病害虫

乾燥した気候が続くとハダニが発生しやすくなります。


ハダニは定期的に葉水で予防しましょう。他には根腐病・白絹病・灰色かび病・ヨウトムシ・ナメクジなどに注意が必要です。

●さいごに

楚々とした雰囲気のカンパニュラは洋風、和風を問わず、どのような庭づくりにもマッチする植物です。


花自体は小さいですが、たくさん植えれば華やかな雰囲気の庭造りが可能です。


また、ポイントとして鉢植えやハンギングバスケットで楽しむなど用途も多彩。


カンパニュラは基本的に丈夫で育てやすい植物なので、ガーデニング初心者の方も栽培に是非チャレンジしてみてくださいね。

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吊り下げハンギングにおすすめの観葉植物【7選】飾り方などを解説

室内をおしゃれに飾り、リラックス効果も期待できる「吊り下げハンギング」。


こちらの記事では、吊り下げハンギングにぴったりのアイビーやオリヅルランのほか、シュガーバインやエアプランツなど、おすすめの観葉植物を紹介します。


飾り方やおすすめのアイテムも要チェックです。

1.おしゃれな吊り下げハンギングの魅力

吊り下げハンギングとは、植物の鉢にワイヤーや紐、フックなどを取り付けて、天井やカーテンレールに吊り下げて飾るものを言います。


吊り下げハンギングは空間を利用して飾るのでスペースを有効活用でき、室内を魅力的な空間に演出できるのがメリットです。


また、植物を目にすることでリラックス効果が期待できたり、マイナスイオンを発生させたりなど、おすすめポイントもたくさんあります。


毎日忙しく過ごしている方や「癒されたい」と感じている方は、室内に吊り下げハンギングを飾って、植物の持つ癒し効果を取り入れてみましょう。

2.吊り下げハンギングにおすすめの観葉植物7選

吊り下げハンギングの観葉植物には、枝垂れるタイプ、ツルを長く伸ばすタイプなどがおすすめです。


続いて、吊り下げハンギングにぴったりの観葉植物を見ていきましょう。

2-1.オリヅルラン

オリヅルランは細長い葉が特徴で、初心者でも育てやすいことから吊り下げハンギングにおすすめの観葉植物です。


緑色の葉の中心に白色のラインが入り、柔らかなカーブを描くため、美しさ、爽やかさなどをあわせ持ちます。


また、ランナーを伸ばして子株ができたり、花が咲いたりと、変化を楽しめることもおすすめポイントです。

2-2.アイビー

アイビーは観葉植物や枝垂れるタイプの植物中で代表的な種類です。


葉の形は星型。


また、品種によって様々な葉色のバリエーションがあり、可愛さや爽やかさなどを演出できるのが特徴です。


ツルが長く伸びるため、鉢を葉で覆い隠すことも可能。


ナチュラルな空間づくりにも役立つでしょう。

2-3.シュガーバイン

シュガーバインはツルがしなやかで長く伸びることから、高い位置に飾るのがおすすめの観葉植物です。


葉は深みのある緑色をしており、どんなインテリアともマッチするのがメリット。


アイビーよりもツルが柔らかな曲線を描くので、優しい雰囲気の吊り下げハンギングになるはず。

2-4.ポトス

葉の大きいポトスは、存在感のある吊り下げハンギングを作りたい方におすすめの観葉植物です。


生育旺盛なこともあり、ツルがすぐに長くなるので、定期的に長さを整えるための剪定が必要となりますが、トラブルが少なく育てられるおすすめの観葉植物です。

2-5.フィカス・プミラ

緑色の葉の縁に白色が入るフィカス・プミラ。


枝いっぱいに爽やかな葉をつけるため、ゆくゆくは無機質な鉢をナチュラルに覆ってくれるでしょう。


葉が小さいので見た目のインパクトには欠けますが、ナチュラルやモダンな雰囲気にはよくマッチします。

2-6.エアプランツ

土がなくても育つ大人気のエアプランツは、吊り下げハンギングにおすすめしたい観葉植物です。


水やりの頻度が少なく、管理がラクラク。また、鉢に植えずとも木や紐に巻きつけるだけで飾れるのも嬉しいポイントでしょう。


自分の好みに合うエアプランツを選んでください。

2-7.ドルフィンネックレス

多肉植物の中で枝垂れるタイプといえば、グリーンネックレスを思い浮かべる方が多いでしょう。


ドルフィンネックレスはグリーンネックレスとの交配種で、葉の形がイルカのように見える大変ユニークで魅力的な多肉植物です。


多肉植物は管理や手入れがラクなので、簡単な植物を育てたい方や、面白みのある植物を育てたいという方におすすめしたい種類です。

3.吊り下げハンギングの飾り方は?おすすめのアイテムを紹介

次は、吊り下げハンギングを引き立てる飾り方や、おすすめのアイテムを紹介します。

3-1.プランツハンガーでおしゃれに

プランツハンガーを活用すれば、吊り下げハンギングがもっとおしゃれなインテリアへと早変わりします。


マクラメ編みのプランツハンガーならエキゾチックな雰囲気も演出できそう。

3-2.流木を活用して吊り下げる

流木は天井や壁に取り付け、そこへ吊り下げハンギングを飾れば、自然な風景を室内に作り出せます。


おうち時間が多く、なかなか外に出られないという方もぜひトライしてほしい飾り方です。

3-3.インテリアに合うハンギングプランターがおすすめ

ハンギングプランターは陶器、ブリキ缶、プラスチック、藤かごなどさまざま。


壁や天井との色合いやインテリアなどに合わせて選べば、空間に馴染むおしゃれな吊り下げハンギングとなるはず。

4.まとめ

今回は吊り下げハンギングにおすすめの観葉植物や、飾り方、おすすめのアイテムなどを紹介しました。


吊り下げハンギングは室内に緑を取り入れたり、スペースを有効活用したりと、癒し効果や空気清浄効果などを生み出す素晴らしいインテリアグリーンです。


外に出る機会が減っている方は、ぜひ吊り下げハンギングで家の中に自然を取り入れ、おしゃれに飾ってみてはいかがでしょうか。

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ハクロニシキで葉の色の変化を楽しもう! 栽培方法7つのポイント

洋風和風を問わず、どのようなテイストの庭にもマッチする低木をお探しではないでしょうか。


今回ご紹介するハクロニシキは、イヌコリヤナギの園芸品種です。


春から夏にかけて変化する葉の色や、枝全体が風を受けてそよぐさまは、美しい庭づくりに一役買うことでしょう。


そこで今回は、ハクロニシキの特徴や育て方、注意すべき病害虫などのポイントを7つに分けてご紹介したいと思います。

●ハクロニシキの特徴

イヌコリヤナギの園芸品種「ハクロニシキ」は、時期によって移り変わる新芽の葉の色が魅力。


ハクロニシキは漢字では「白露錦」と表記し、「五色柳」の別名があります。


最近では日本でも庭木として認識が広まりつつありますが、ヨーロッパ地方では以前からとても人気のある樹木です。


春先から夏にかけて変化する葉の色はピンク色に始まり、次第に白色、緑がかった白色、最終的には白い斑入りの緑色へと変化し、庭に彩りを添えてくれます。


秋になると葉は黄色くなり、落葉したのち冬を迎えます。


樹高は最大で3メートルになるため、シンボルツリーやサブツリーとしての役割を果たす以外にも、寄植えや生け垣などでも活用できます。

●ハクロニシキの好む環境

ハクロニシキは樹勢が強く、育てやすい植物です。


日当たりのよい場所はもちろん、半日陰でも十分に育ちます。


ただし春先にあまりにも日光が強く当たると、葉が焼けて白い斑が痛む場合もあるため、地植えにするなら程よく日光の当たる場所がよいでしょう。


また一度植えると、移植は困難またはできないので、場所選びは十分に考慮してください。


ある程度乾燥にも耐えるハクロニシキですが、湿り気のある土壌を好みます。


植え付けのさいに土が乾燥しているようであれば、腐葉土を混ぜ込んでから植えましょう。


ハクロニシキは寒さに強いことも特徴です。北海道のような寒冷地で庭植えにしても、問題なく越冬が可能です。

●ハクロニシキの栽培管理

次に、ハクロニシキの日頃のお世話の方法について見ていきましょう。

・水やり

地植え栽培での水やりは降雨のみで十分です。


ただし乾燥が続くようであれば、水分を与えましょう。


鉢植えの場合は、土の表面が乾燥したら水を与えてください。


長期にわたって乾燥させないように気を配りましょう。

・肥料

株が元気であれば、特別肥料を与える必要はありません。


肥料が必要と感じた際の、内容とスケジュールは次のとおりです。


2月頃………堆肥と腐葉土を株の周りに混ぜ込んでおく


9月または10月………根回りに化成肥料を施す

●ハクロニシキの剪定

ハクロニシキは成長がはやい植物です。


春から秋にかけての成長期には、想像以上のスピードで株にボリュームが出るので「すぐに剪定をして形を整えたい」と感じることもあるでしょう。


生育旺盛なハクロニシキは、どの時期に剪定をおこなっても、株が枯れる心配はほぼありません。


ただし葉色を楽しむなら、剪定は「落葉期」におこなうのが鉄則です。


12月または1月の寒い時期、寒冷地ならば3月におこないましょう。


落葉期の基本的な選定は、しっかりと刈り込みをして形を整え、春に新芽が出るように促すこと。


初夏以降の剪定は、徒長枝の切り戻しや、全体の形を整える軽剪定で済ませましょう。


あまりに成長がはやいハクロニシキの場合、古くなった株の更新と根切りが必要です。


これらの作業によって、成長速度の制限をしたり、株をコンパクトに仕立てたりすることができます。


また斑が入らず、葉全体が緑色になる「先祖返り」をしている枝があれば、躊躇なく枝を切り落としておきましょう。

●ハクロニシキの仕立ては自由自在

ハクロニシキの仕立ては昔から「鉢植えでスタンダード仕立て」が定番でした。


現在では地植えにして自然樹形のまま株立ち状で楽しむ人も増えています。

剪定は専門業者に頼まなくても自分で行なえるので、トピアリー(造形物)など自分好みの形に整えて楽しむこともできます。

●ハクロニシキの増やし方

ハクロニシキを増やすなら「挿し木」をしましょう。


挿し木の方法は、枝の先端を切り取り(10~15センチほど)挿し木専用の用土に植えて育てます。


このとき枝についている不要な葉は取り除き、最初は日陰で水を切らさずに管理していきましょう。

●ハクロニシキがかかりやすい病害虫

ハクロニシキは病害虫に強い植物ですので、心配の必要はほぼありません。


まれにアブラムシやヤナギルリハムシの食害が発生することがあります。


ヤナギルリハムシは、体長4mmほどの黒緑色をしたハムシ科の虫。


日本全土に分布し、成虫は越冬も可能です。


見つけ次第、手で捕まえて捕殺するか、多く発生した場合は殺虫剤の利用が効果的です。

●さいごに

ハクロニシキは水やり、肥料、病害虫などさまざまな面で手間のかからない植物のため、ガーデニング初心者におすすめできる庭木です。


剪定も好みの形にしやすいので、洋風の庭のみならず、和風の庭にもマッチするでしょう。


ハクロニシキの葉の色や樹の形は、軽やかで明るい雰囲気の庭づくりに最適です。


植栽の選択で迷ったときは、ハクロニシキを選択肢の一つとして考えてみませんか。

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夏のカラーリーフはコリウスで決まり!育て方6つのコツと増やし方を紹介

カラーリーフの代表的存在である「コリウス」。


その色鮮やかな葉色で夏の花壇を飾りませんか?


こちらの記事では、丈夫で育てやすいコリウスの育て方のコツを解説。


挿し木や水挿しでの増やし方も紹介するので、夏をたくさんのコリウスで彩りましょう。

1.コリウスの基本情報

コリウスは、シソ科コリウス属に分類される植物です。


初夏から晩秋まで育てられる一年草で、色鮮やかな葉色が持ち味。


種類が豊富で、緑、赤、黄色、オレンジ、複色など、バリエーション豊かな葉色の違いを楽しめます。


花は6月〜10月ごろに開花しますが、コリウスは花よりも葉を楽しむ植物なので、花はあえて咲かせない方が長期間育てられます。


栄養系の品種は大型に育つので、花壇や鉢植えなどでも一際目を引く存在に。


コンパクトに茂るコリウスなら、ハンギングバスケットや寄せ植えに活用するのがおすすめ。


色の異なるコリウスがお互いを引き立て、華やかさを演出できます。

2.コリウスの育て方6つのコツ

それでは、コリウスの好む環境や水やり方法、肥料の与え方など、育て方のコツを見ていきましょう。

2-1.環境

基本的には日当たりがよく風通しのいい場所で育てます。


しかし、真夏の直射日光下ではコリウスの葉色が薄くなったり、品種によっては葉焼けしたりするケースがあるので、鉢植えなどで育てている方は半日陰の環境に移動するのがおすすめです。


霜が降りる頃には枯れてしまいますが、室内に取り込んでおけば冬越しも可能。


翌年も育てたいという方は、霜が降りる前に冬越しの準備をしておくといいでしょう。

2-2.水やり

コリウスの水やり方法は、土の表面が乾いたタイミングで与えます。


気温が高い時期は昼間の水やりが厳禁なので、朝か夕方の涼しい時間帯に水やりをしてください。


茎や葉が萎れたりダランと下がったりしていると水切れの合図。


鉢植えなら日陰に移動して休ませ、鉢底から水が流れ出るまで与えましょう。活力剤を与えるといち早く元気を取り戻し、夏バテを防げます。

2-3.肥料

生育旺盛なコリウスは、定期的に追肥が必要です。


肥料切れを起こすと葉色が薄くなったり成長が緩慢になったりするので、緩効性化成肥料なら1月に1回、液体肥料なら1週間から10日に1回希釈したものを与えましょう。

2-4.植え付け

コリウスは通気性、水保ち、水はけのいい土作りがポイントです。


地植えする場合は赤玉土、腐葉土、堆肥などをすき込んでから植え付けてください。


鉢植えでは市販の培養土を使うか、赤玉土、腐葉土、堆肥などをブレンドして作ります。


どちらでも問題なく育てられるので、やりやすい育て方や植え付け方法を選んでください。

2-5.手入れ

摘心を行うことでコリウスの葉が多く茂り、全体が美しくまとります。


特に植え付け当初の小さいうちはこまめに摘心をしておくと、少しずつボリュームのある株へと成長していきます。


切り戻しはコリウスを一通り鑑賞し終え、下葉が少なくなって見栄えが悪くなってきた頃に行うのがおすすめです。

株を1/2から1/3くらいの高さまで切り戻すと新たな脇芽が出てきます。


葉をメインで鑑賞したい方は、花が咲く前に摘み取ってください。


花が咲くと養分を取られ、葉色が薄くなってしまいます。


花を鑑賞したりタネを採取したい方は、そのまま花を咲かせて問題ありませんが、それ以外の方は花を咲かせないように注意しましょう。

2-6.病害虫

梅雨の時期はナメクジが発生しやすいため、葉に被害が見られたら駆除剤を撒くなどの対策をとりましょう。


夏場になるとハダニの発生がピークを迎えます。


ときどきホースを使ってコリウスの葉裏にまでシャワーをかけると効果的です。

3.コリウスの増やし方

コリウスは生育旺盛なので、挿し木や水挿しなどの増やし方で簡単に増やせる植物です。


それぞれの増やし方を紹介するので、ぜひチャレンジしてみてください。

3-1.挿し木

コリウスの脇芽や新芽を10cmくらいにカットし、葉を2〜3枚ほど残して他は摘み取ります。


湿らせた清潔な用土に挿し木をし、発根するまで約1ヶ月ほど待ちます。場所は明るい日陰で、なおかつ風通しがいいところで管理しましょう。


土の表面が白っぽく乾いたら水を与え、乾燥に気をつけます。発根後は鉢上げをして挿し木の完了です。

3-2.水挿し

水挿しは挿し木と同様、コリウスの茎を10cmほどにカットしたものを水挿しするだけ。


ガラス容器に水挿ししておけば、発根するまでの様子を楽しめます。


水挿しでは、水をこまめに変えることが管理方法においてもっとも大切なポイントです。

4.まとめ

コリウスの育て方と増やし方について解説しました。


コリウスはカラーリーフの中でも大変人気のある植物で、花にも引けを取らない葉の美しさが魅力です。


初心者でも簡単に育てることができ、増やすことも容易なので、ぜひ夏から秋の期間にコリウスを育てて、庭を賑やかに飾りましょう。

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玉ねぎ栽培7つのコツ! 苗植えから収穫までのポイントをご紹介!

家庭菜園で人気の玉ねぎ栽培。


育てた経験がなくても、常備菜として常にストックしている方も多いのではないでしょうか。


玉ねぎ栽培は育てるのに手間がかからないといわれます。


とはいえ、収穫に至るまでには、いくつかのコツが必要です。


そこで今回は、家庭菜園で楽しむ玉ねぎ栽培の育て方のコツを、7つに分けてご紹介します。

●玉ねぎ栽培1年の流れ

一般的な玉ねぎ栽培は、9月から10月初旬の間に種まき、11月から12月初旬にかけて定植、冬期に追肥をしながら翌年の4月から7月にかけて収穫を行います。


種まきをした玉ねぎは年内に根や葉を育成させ、春以降に日光が当たる時間が長くなるにつれて肥大します。


ただし北海道の場合は本州と品種が異なり、既述のようなスケジュールで栽培は進みません。


寒い冬の期間に玉ねぎを育てるのが困難な北海道では、春の訪れとともに種まき、ゴールデンウィークごろに定植、9月から10月にかけて収穫が行われます。

●玉ねぎの好む環境

玉ねぎは日光が当たり、なおかつ風通しのよい場所での栽培が適しています。


育成適温は約15度から25度で、土壌酸度は5.5~6.5pHがおすすめ。


連作障害もなく、プランターでの栽培もできます。


一般的な品種は耐寒性がありますが、耐暑性は弱いため、高温が続くと休眠してしまいます。

●玉ねぎの苗の購入


玉ねぎは種からの栽培もできますが、広大な土地を使わず、ガーデニングの一環として楽しむ程度であれば苗からの栽培がおすすめです。


というのは作業工数を減らし、収穫まで効率的に育てることができるのが理由です。


苗はホームセンターや園芸店などで購入できますが、その前に3つに大別される玉ねぎの品種について知っておきましょう。


玉ねぎは、早生種・晩生種・中生種の3つがあります。


早生種は玉の肥大スピードが早く、薹立ちしにくいのが特徴。


玉の肥大スピードは遅く、薹立ちしやすい反対の特徴を持つのが晩生種です。


また早生種と晩生種の中間に位置する中生種は、良好な条件下では長期保存が可能で、ガーデニング栽培でも扱いやすい品種です。


苗を購入するさいにおすすめする条件は以下のとおりです。


・苗の高さが20~25センチで、根本は6~8ミリ程度で肥大していないもの

・ほどほどに葉の状態が良いもの(葉の元気が良すぎると玉が肥大しない場合がある)

・葉が細すぎない、太すぎない鉛筆程度の太さのもの

●玉ねぎの苗の植え付け

玉ねぎの苗を購入したら、さっそく植え付けを行いましょう。


プランター栽培では深さ60センチ以上の大型タイプが適し、土は野菜用培養土を利用すると手間が省けます。


また地植えでは石灰を施して適する土壌酸度に調節し、水はけの良い土作りを心がけましょう。


植え付け時のポイントを見ていきましょう。


 根本の白い部分が見えるくらいの浅植えが鉄則

 株間は12~15センチ

 防寒・雑草対策のため、可能であればマルチを利用

 最後に十分な水やりをする

●玉ねぎの栽培管理

・追肥

玉ねぎの追肥のタイミングは12月中旬から下旬にかけて、2月の下旬の2回です。


鶏糞またはボカシ肥料が適しています。


玉ねぎ栽培を成功させるには、追肥が最も重要なポイントです。


追肥のタイミングを間違えると、肥料不足となり薹立ちする、玉が肥大しない可能性があるので注意してください

・除草

玉ねぎは雑草に弱い特徴があります。


マルチをしていない場合、雑草は発見しだいすぐに取り除きましょう。

・水やり

プランター栽培では土の表面が乾燥したら、十分に水を与えます。


地植え栽培では、定植時以降の水やりは基本的に不要です。


雨がしばらく降らない、株が水不足と感じた場合のみ、水を与えましょう。

・蕾の摘み取り

玉ねぎが薹立ちすると、玉にいくはずの栄養が使われるため、玉の成長が順調にいかない場合があります。


蕾はネギ坊主ともいわれ、天ぷらなどで食べて楽しむこともできますので、発見しだいすぐに摘み取ってください。

●玉ねぎがかかりやすい病害虫

玉ねぎ栽培で発生しやすい病気は、べと病・苗立枯病など。


害虫は、ネギアザミウマやネギアブラムシが見られます。


病気と害虫ともに、春以降の気温の上昇とともに発生する確率が高いので、高温期に入ったら十分に様子を観察して変化を見逃さないよう気をつけてください。

●玉ねぎの収穫

玉ねぎの収穫時期の見極めポイントは、上に向かって伸びていた葉が倒れてから約1週間後。


風によって葉が倒れるのは、玉が収穫に値するほど成長した証拠です。


収穫のタイミングは晴れた日を選びます。


収穫時期には土の表面から玉が半分ほど出ている状態ですので、ゆっくりと手で引き抜いて収穫してください。


なお、収穫後は1~2日ほど天日干しをし、雨が当たらず風通しのよい場所で保管しましょう。

●まとめ

苗から育てる玉ねぎ栽培の一番のポイントは、肥料やりのタイミングにあります。


玉ねぎは連作障害を気にせず、毎年栽培ができる野菜ですので、気軽に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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クリ好きの方必見! 庭でクリを育てるコツ7ポイントをご紹介

秋の味覚の代表選手とも言えるクリ。


日本においては、縄文時代のものとされるクリの実が青森県の三内丸山遺跡から出土されるほど、クリは太古から日本人に馴染みの深い果樹です。


クリの木といえば大木を想像する方も多いかと思いますが、鉢植え栽培でも楽しめるのをご存知でしょうか?


そこで今回は、クリの育て方のポイントを7つに絞り、鉢植えでの栽培方法を交えながらご紹介します。

●クリの好む環境と一年の流れ

クリが好む環境は、保湿性と排水性に富んだ土壌、風通しがよく、日光が当たる場所です。


クリは樹勢が強く、痩せた土地でも成長できるので、粘土質や砂土などでない限り、土質に関してそれほど気にする必要はないでしょう。


クリは落葉性なので、一年を通してさまざまな変化が見られる樹木です。


春になると新葉が芽吹き始め、5月から6月にかけて開花時期を迎えます。


9月から11月にかけては実の収穫ができるようになり、その後冬が近づくとともに落葉します。

●クリの植え付け

クリにはたくさんの品種があります。


国内で栽培されているクリは、多くがニホングリで、チュウゴクグリやヨーロッパグリなどの外国種は育てるのが難しいため、ほとんど栽培されていません。


クリの品種は国内で栽培されているだけでも40種類以上。


利平・筑波・銀寄・ぽろたんなど、それぞれが粒の大きさ、甘さ、粘質などに異なる特徴を持っています。
クリの植え付け適期は11月から12月の落葉後の時期。


この時期を逃した場合は厳寒期が過ぎた3月に行なうと良いでしょう。


クリ栽培の植え付け時の注意ポイントは、実の収穫を確実にするなら、異なる品種を複数植えること。


うまくいけば1本でも受粉しますが、自家不和合性の性質が強いクリは1本だけ植えても実が成りづらいので注意してください。 


苗を購入後、地植えの場合の手順は以下のとおりです。


1 植え穴は最大で深さ90センチ、直径1メートル

2 元肥や有機物を入れる

3 苗を植えたら、高さ40から50センチを残して切断し水やりをする



つづいて、鉢植え栽培での植え付け方法を見ていきましょう。


1 8号サイズの植木鉢を用意し、鉢底石を敷く

2 鉢の高さ半分くらいまで土を入れる

3 根を広げながらクリの苗を入れる

4 支柱をそえ、枝の先端を切断、十分に水を与える

●クリの植え付け後の作業と水やり

植え付け後のクリは、3、4週間経過したころに根が付き、成長をはじめます。


全ての穂木の芽の中から、生育のよいものだけを4~5本だけ選別し、残りはかきとっておきましょう。


地植えしたクリの水やりは、植え付け直後でない限り、よほど乾燥が続かなければ特別必要ありません。


鉢に植えたクリの場合は、土の表面が白っぽくなったら、鉢穴から水が出るくらいに十分に与えましょう。


また鉢植えの場合は、成長にともなって定期的な植え替えが必要です。


一般的な植え替えの頻度は2年に1回。


苗が窮屈そうに見える、鉢穴から根が出ているなど様子が見られたら、一回り大きな鉢に植え替えましょう。

●クリの肥料やり

地植え、鉢植えに関わらず、即効性化成肥料または有機質肥料を与えます。


地植えは2月・5月・10月、鉢植えなら2月・10月に適量を施しましょう。

●クリの仕立てと剪定

クリは地植え、鉢植えともに「変則主幹形仕立て」が良いとされています。


これは側枝を伸ばしながら、主幹を定期的に切り戻して形をつくる方法です。


主幹を切り戻すことにより、大木になりがちなクリの木に日光が当たりやすくなると同時に、管理がしやすくなるメリットもうまれます。


剪定は収穫が終わった冬の時期がおすすめ。


下向きに伸びている枝や枯れた枝などの不要なものは取り除き、コンパクトな形を維持できるように剪定していきましょう。


剪定後、残った枝は先端5分の1程を切り詰め、太い枝を切断したなら菌が入らないように癒合促進剤を塗布してください。

●クリの収穫

夏ごろ出てきた緑のイガが秋になると茶色に変化します。


収穫は実が熟し、イガが裂けて地上に落ちたものを拾いましょう。


1つのイガには、1~3個の実が入ってますので、収穫後は風通しのよい場所で保存してください。

●クリがかかりやすい病害虫

クリは害虫の発生が比較的多いので注意が必要です。


発声しやすい害虫には、カミキリムシ・クリミガ・クリオオアブラムシ・モモノゴマダラノメイガなどがあります。


害虫によって対処法は異なり、薬剤の散布、捕殺などの方法がありますので、見つけ次第早めの対応が必要です。


病気は菌が原因で、若い木に発生しやすい胴枯病が見られます。


胴枯病を避けるには、密植しない、菌の繁殖原因となる剪定枝や古い枝を近くに放置しないなどが重要です。


病気が発生したら、発生場所は切断または削るなどで処理し、切り口に広がりの予防として保護剤をぬっておきましょう。

●まとめ

大木になりやすいクリをうまく育てるには、剪定作業と病害虫の発生を抑えることが重要なポイントです。


クリの木の寿命は長いと100年にも及びますので、美味しいクリが収穫できるように、若いうちからしっかりと管理して育てましょう。

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観葉植物で人気のポトス!育て方の5コツやおしゃれな飾り方を紹介

観葉植物の中で代表的な種類であるポトス。


生育旺盛で育てやすいことから、さまざまな場所で育てられています。


今回はそんなポトスについて、置き場所や水やりの仕方、剪定方法など、育て方のコツを解説。


他にも、ポトスが映えるおしゃれな飾り方アイデアも紹介していきます。

1.ポトスの基本情報

サトイモ科ハブカズラ属のポトスは、東南アジアの熱帯雨林が原産地とされている観葉植物です。


大きな葉とつるを伸ばして成長するのが特徴。


種類によって斑入りやマーブル模様、ライム色など、さまざまな葉色が楽しめるのも魅力のひとつです。


耐暑性があるので暑さには強いものの、寒さには弱い性質を持つため、基本的には室内で育てます。


また、ポトスは上に向かってつるを伸ばすので、支柱を立てて育てると存在感のある飾り方ができます。

2.ポトスの育て方5つのコツを解説

それではさっそく、ポトスの育て方5つのコツを解説していきます。

2-1.環境・置き場所

ポトスは日当たりがよく、風通しのいい場所で育てます。


しかし、夏の直射日光はポトスにとって強すぎるので、葉やけを引き起こしてしまうケースも。


夏は半日陰で育てるのがおすすめですが、窓際に置く場合はレースのカーテンなどで遮光してあげると、葉やけを防げるはずです。


また、ポトスは耐陰性があるので、日陰でも育てることが可能です。


ただし、ずっと日陰の環境で育てると、葉の色艶が悪くなったり徒長したりするケースもあるので、ときどき日光浴させてあげるのが上手な育て方のポイントです。

2-2.水やりの仕方

水やりの仕方は、土の表面が乾いていたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水を与えてください。


水受け皿に溜まった水は、そのまま放置せずに捨てるのがポイント。


水受け皿に水があると、根腐れを引き起こす可能性があるので、必ず水を捨てるように心がけてください。


冬場はポトスの成長が緩慢になるので、水やりは控えめにします。


土の表面が乾いてから3日後くらいを目安に水やりをするといいでしょう。


乾燥が気になる場合は、葉水をかけてあげるのも効果的です。


葉に付着したホコリやゴミをとったり、ハダニを防いだりする効果もあるので、霧吹きを使ってこまめに葉水を行いましょう。

2-3.肥料の与え方

肥料を与える時期は、生育が旺盛になる春から秋の時期に与えます。


与える肥料は緩効性化成肥料か液体肥料がおすすめ。


緩効性化成肥料はにおいがしないので、観葉植物の肥料に適しています。


また、肥料効果がゆっくりと長続きするので、肥料を与える手間が少ないのもメリットです。


液体肥料を与える場合は、水で希釈したものを1週間から10日に一度のペースで与えます。


アンプルタイプは土に差し込んで置くだけなので、簡単に追肥ができますが、購入するときは活力剤と間違えないように気をつけましょう。

2-4.植え付け・植え替え方法

ポトスの植え付けや植え替えに適した時期は、5〜7月くらいが理想です。


植え替えは鉢底から根が飛び出ている、土に水が染み込みにくくなった、新芽が出てこないなど、いずれかのサインが出たときに必要となります。


また、少なくとも2年に1回は植え替えをしておくと、根詰まりを防げるはずです。


植え付け・植え替え方法は、ポットや鉢から根鉢を優しく取り出し、古い土を落とします。


次に、茶色くなった根は切り落とし、絡まった根をほぐしましょう。


一回り大きい鉢へ植え替える場合はそのままで問題ありませんが、同じ鉢を使用する場合は根をサイズダウンさせるのがおすすめです。


新しい鉢へ鉢底石を敷き、培養土を入れてポトスを植え替えたら、水やりをして植え付け・植え替えの終了です。

2-5.手入れの仕方

黄色や茶色に色づいた葉は、はやめに取り除きます。


葉が多く茂り、風通しが悪くなってきたときは剪定をするのがおすすめです。


剪定時期は春から秋の間であればいつでもOK。


株をリフレッシュさせたいときは、茎に葉を一枚だけ残して短く切り詰めると、新しい葉や茎が次第に展開していき、株をリフレッシュできます。

3.ポトスが映えるおしゃれな飾り方3選

ポトスが映えるおしゃれな飾り方アイデアを厳選しました。


支柱を立てたりハンギングにしたりと、おすすめの飾り方を参考に、室内を観葉植物で素敵に飾りましょう。

3-1.鉢植えでドーム型に

こちらは3種類のポトスを鉢植えに寄せ植えし、ドーム型にまとめた飾り方です。


ポトスの伸びたつるは他のつるに巻きつけたり絡ませたりすると、綺麗な形にまとまります。


3種類の異なる葉色がお互いの葉をよく引き立てていますね。

3-2.窓辺に吊り下げハンギング

吊り下げハンギングは空間を活用できるので、実用性も兼ねたおしゃれな飾り方です。


プラントハンガーを使えば普通の鉢も素敵なインテリアに早変わり。


ポトスのつるは垂らして飾るのもおすすめのアイデアです。

3-3.支柱を立てればポトスのタワー

ポトスの上に向かってい伸びていく性質を利用した飾り方です。


支柱を立てて巻きつけて行けば、高さのあるおしゃれなポトスタワーが完成します。


ポトスを大きく育てて、リビングなどで大胆に飾ってみてはいかがでしょうか。

4.まとめ

観葉植物のポトスの育て方や、おすすめの飾り方を紹介しました。


ポトスは観葉植物の中でも大変育てやすいので、初心者でも簡単に育てることが可能です。


上記の育て方のコツや、おしゃれな飾り方などを参考にして、緑のある暮らしを楽しみましょう。

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5つのガーデン様式を知ろう! それぞれの作り方のコツもあわせてご紹介

「好みの植物を植えたけれど、庭の雰囲気とマッチしない」


「統一感のある庭造りができない……」


このようなお悩みはないでしょうか?


統制のとれた庭造りをするなら、ガーデン様式を念頭において、どのような雰囲気の庭にするかを考えることが大切
です。


そこで今回は、ガーデニングの基本となる5つのガーデン様式の概要と、それぞれの様式をつくる上でのコツなどをご紹介したいと思います。

●イングリッシュガーデン

ガーデン様式の中で最も有名、人気が高いのがイングリッシュガーデンではないでしょうか。


イングリッシュガーデンとは、自然のありのままの姿を再現したガーデン様式。


18世紀ごろイギリスにてそのスタイルは確立されたと言われていますが、それ以前に流行した左右対称の幾何学的なデザインが基本となるイタリア式やフランス式とは異なり、まさに自然な植物の姿を楽しむために作られた様式です。


とはいえ、好みの植物を無作為に配置するだけではイングリッシュガーデンは成り立ちません。


主流のイングリッシュガーデンを作るには、庭の入り口は背の低い植物、奥に進むにつれて背の高い植物を植える
「ボーダーガーデン」を意識して、空間に広がりをもたせることが大切です。


樹木は刈り込まず、植物は咲く時期を意識して長い期間花が楽しめるように不規則に配置、それぞれの花の色もバランスを考えながら植えましょう。


また植物以外のチェアや棚は木製などの自然素材を活用、小道を作るなら木材や石材を利用して人工物は極力避けるよう意識しましょう。

●ナチュラルガーデン

自然美を楽しむという意味では、イングリッシュガーデンと同じように思われるナチュラルガーデンですが、特徴はなるべく殺虫剤や農薬を使わずに、人や環境に優しい庭造りをしながら、手をかけすぎず心地よい空間を仕上げる点にあります。


おもだった決まりはありませんが、花選びでは奇抜な色や特徴のある形の植物を選ばないのがポイント。


また遠くからでも目を引くような大きさのある植物は避け、あまり手間のかからない宿根草や雑木を植えるのがおすすめです。


植物の分け方や小道づくりでは直線は避け、自然な曲線を描くように作るのも大切。


エクステリアは基本的には自然素材を使用し、ブリキのジョウロや鉢、ビンテージ感のある収納棚などを置けば、さらにナチュラルガーデンの雰囲気がアップするでしょう。

●ロックカーデン

ロックガーデンとは岩石や砂などを敷き詰めたり、積み立てたりして、岩や石の合間に多肉植物や高山植物、山草類などを配置する野性味溢れるガーデン様式をいいます。


使用する岩は、保水性と通気性に優れた溶岩石がおすすめです。


というのは、一般的な岩や石では水がすぐにはけてしまうため、植えた植物がうまく育たなくなってしまうからです。


また多肉植物のような乾燥気味に育てる植物なら砂を主流に、水分が必要な植物ならピートモスや腐葉土を混ぜ込んで環境を整えてあげるとよいでしょう。


ロックガーデンの魅力は、狭い場所でも岩や石の高低差を使って奥行きを演出できる点にあります。


庭のスペースが限られているけれど、雰囲気ある庭造りをしたい方にも気軽に取り入れやすいガーデン様式といえるでしょう。

●ドライガーデン

乾燥を好む植物ばかりを植え、その風情を楽しむドライガーデン。


異国の雰囲気を味わえると同時に、頻繁な水やりや肥料やりが必要ないのでガーデニングに手間をかけないで済むメリットがあります。


作り方のコツは、通気性と排水性の高い土を必ず選択すること。


植物はサボテンなどの多肉植物、ユッカやソテツ、ヤシなどの南国を思わせる雰囲気のある植物が多く使われます。


ただしこれらの中には、耐寒性の低い植物が存在しますので、冬の時期にお住まいの地域で植物が気温の低さに耐えられるかどうか考えたうえでの選択が重要になるでしょう。


また降雪が予想されるとき、梅雨の時期などはシェードやマルチングで植物を守る配慮も忘れずにおこなってください。

●ウォーターガーデン

ウォーターガーデンは庭の中に、噴水・滝・池などを作り、水辺にある植物や水中にある植物を植えて楽しむガーデンスタイルです。


水に流れや動きがあれば、癒やしや躍動感のある空間ができあがります。


また水にライトを照らすと昼だけでなく、夜の時間帯も雰囲気ある庭の景色が楽しめます。


ウォーターガーデンは、和風洋風モダンなどのテイストに関わらず、どんなタイプの庭にもマッチするのがメリット。


デメリットは水の存在で発生する蚊ですが、メダカを飼えば食べてくれるので、工夫をこらすことにより、快適で常に水を感じられる庭造りができるでしょう。

●さいごに

雰囲気のある庭造りをするなら、完璧とまではいかなくとも、どのようなガーデン様式にするか考えておくのも一つの方法です。


また家の外観とのバランスや、時間の経過による風化した景色を想像してデザインするのも重要といえるでしょう。


まずは自分の好きな様式を選択して、それにマッチする植物選びからはじめてみてはいかがでしょうか。

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モンステラの育て方のコツは?植え替えや株分けなど7つのポイントを解説

南国の雰囲気を演出するのに役立つモンステラは、人気が高い観葉植物のひとつです。


しかし、「そろそろ植え替え時?」「元気が無くなってきた」など、育て方で悩んでいる方も多いはず。


そこで今回はモンステラの植え替え、株分け、育て方など、ポイント別に詳しく解説していきます。


適切な育て方をしているかどうか、一緒にチェックしていきましょう。

1.モンステラの基本情報

モンステラは熱帯地方が原産地のため、暑さに強く、寒さに弱い観葉植物です。


ランと同じ着生植物の仲間で、木や岩などに根を張って成長する性質を持ちます。


葉は深い切れ込みが入るユニークな形が特徴。大きく成長すると2m近くにまで成長します。


なお、成長していく過程で気根と呼ばれる根が出てきますが、見た目が気になる場合は剪定してしまっても特に問題はありません。

2.モンステラの育て方7つのポイントを紹介

それでは、モンステラの育て方について7つのポイントごとに解説していきます。


モンステラの元気がない場合は、育て方が適切かどうかチェックしながら見てください。

2-1.環境や置き場所

モンステラは高温多湿の環境に強い植物で耐陰性があります。


しかし、夏の直射日光には弱く、葉焼けを引き起こすこともあるので、窓際に置く場合は遮光するのがポイントです。


屋内で育てる場合は、レースのカーテンなどで遮光しながら育てるのがいいでしょう。


しかし、いくら耐陰性が強いからとはいえ、ずっと日陰に置いておくとひょろひょろとした株になり軟弱になってしまいます。


モンステラを健康的に育てるには、直射日光を軽く遮光しつつ、なるべく日光に当てて育てるのがおすすめ。


また、寒さには弱いので、屋外で育てている方は秋のうちに室内へと取り込みましょう。

2-2.水やり

水やりは土の表面が乾いた時がタイミングです。


鉢底から水が流れ出るまで、しっかりと水を与えましょう。


水受け皿に溜まった水はそのままにせず、必ず捨ててください。


また、ときどき葉水を与えると、葉が生き生きとするでしょう。


気温が低くなってきた時はモンステラが休眠期に入るので、水をあまり必要としなくなります。


冬の間は土の表面が乾いてから3日後くらいに水やりをするのがおすすめ。


暖房で部屋が乾燥する時は、葉水を与えて潤いを与えましょう。

2-3.肥料

肥料はなくても育ちます。


しかし、「大きく育てたい」「葉の色艶を良くしたい」という方は、生育期である春から秋頃に追肥をしてください。


追肥にはゆっくりと効果が長続きし、においが少ない緩効性化成肥料がおすすめです。

2-4.植え付け・植え替え

モンステラの植え付け・植え替えに適切な時期は、5月〜7月頃です。


植え替えは下記のいずれかに当てはまる時に、植え替えが必要となります。


<植え替えのタイミング>


・過去2年間に一度も植え替えをしていない

・水が土に染み込んでいかない

・鉢底から根が飛び出している

・新芽が出ない

・成長がストップしている


続いて、モンステラの植え付け・植え替え方法も記載します。


こちらもぜひ参考にしてください。


<植え付け・植え替え方法の手順>


1.鉢からモンステラを取り出し、古い土をふるい落とす。

2.茶色くなった古い根は取り除くなどして、根を整理する。

3.一回り大きい鉢へ、鉢底石を入れてから観葉植物用の土を入れる。

4.モンステラを鉢へ入れて、土で高さを調節しながら植え付ける。

5.割り箸や棒を使い、土を揺すって細部まで土を入れ込む。

6.植え付けが完了したら、水やりをして終了。

2-5.株分けでの増やし方

1つの鉢に2つ以上の株がある場合は、株分けでの増やし方ができます。


<株分けの増やし方の手順>


1.モンステラを鉢から取り出し、古い土を落としながらそれぞれの株の根を分ける。

2.古い根を落としたりほぐしたりした後、新しい鉢へ別々に植え付ける。

3.水やりをしたら、約1週間は日陰で養生させる。

2-6.挿し木での増やし方

モンステラは挿し木でも増やすことが可能です。


挿し木での増やし方は、茎が若いものをさし木として使うのがおすすめです。


また、切り口から雑菌が入るのを予防するために、挿し木用の土や赤玉土など、雑菌が生えにくく清潔な土を用意し、事前に鉢やポットの中へ入れておきましょう。


<挿し木の増やし方の手順>

1.挿し木用の土を湿らせておく。

2.挿し木にする茎には、葉を2枚くらいに残し、他は切り取る。

3.土に挿しこむ。発根促進剤を塗布しておくと挿し木が成功しやすい。

4.発根するまでの間は、土が乾燥しないように注意。明るい日陰に置いて管理する。

5.約1ヶ月もすれば発根しているので、新しい鉢と土に植え替える。

2-7.手入れ

古くなった葉や傷んだ葉は、付け根から剪定して取り除きます。


気根はそのままでOKですが、見た目が気になる方は気根も付け根から切り取りましょう。


ときどき、葉の裏側や見えにくい茎部分などに害虫がいないか、病気になっていないかなど、よくチェックしておくと早期発見につながります。

3.育て方のポイントを押さえてモンステラを上手に育てよう

今回はモンステラの育て方を解説しました。


モンステラは室内に飾ればおしゃれなインテリアとして活躍します。


モンステラの育て方を参考に、美しいグリーンを育てて、リビングや部屋を素敵に演出してみてはいかがでしょうか。

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ビバーナム・スノーボールを育てるには? 栽培6つのコツと仲間の品種をご紹介

ビバーナム・スノーボールは4月から6月の春から初夏にかけて開花時期を迎える落葉低木


名前のとおり白いボールのような花を咲かせ、ナチュラルガーデンの植木としてはもちろん、鉢植えやフラワーアレンジメントの素材、結婚式のブーケなどで活用されています。


そこで今回は、ビバーナム・スノーボールの育て方の6つのポイントや、仲間の品種についてご紹介しましょう。

●ビバーナム・スノーボールってどんな植物?

ビバーナム・スノーボールはスイカズラ科・ガマズミ属の落葉低木です。
北アフリカやヨーロッパが原産地で、開花時期は4月から6月にかけてと短い期間にしか咲きません。


とはいえ、咲き始めの緑色から白色への変化、秋の葉の紅葉など季節の移り変わりとともに多くの変化を楽しめる魅力を持っています。


ビバーナム・スノーボールは暑さ寒さに対して強く、樹高も2~5mほどと扱いやすいので、お庭に白系の植物をプラスしたいと考えている方におすすめです。

●ビバーナム・スノーボールの好む環境

日光と水はけの良い土を好みますが、樹勢が強いため半日陰になるような場所でも十分に育ちます。


また国内であれば、地域を問わず栽培が可能です。


鉢で育てるなら、草花用培養土で十分に育ちます。

●ビバーナム・スノーボールの水やり・肥料

地植えの場合は、植え付けから根付くまで水やりが必要ですが、その後は降雨のみで足ります。


鉢植えでは、土の表面が乾燥したら十分に水をあたえましょう。


また肥料は地植えでは花後・冬期(1月~2月)の2回、鉢植えなら花後・秋・春に緩効性肥料を与えましょう。
肥料やりによって花つきがよくなります。

●ビバーナム・スノーボールの剪定

ビバーナム・スノーボールを育てるうえで一番気をつけなければならないのは剪定作業です。


というのは、ビバーナム・スノーボールは比較的花が咲いた後にすぐ翌年の花芽がつくため、剪定のタイミングを間違えると次の年に花が咲かなくなってしまうからです。


剪定作業をする上では以下の条件を頭に入れておきましょう。


・剪定作業は花後の5月~6月にかけておこなう

・遅くとも7月までに剪定を済ませる

・カットするのは古い枝・徒長枝・ひこばえを中心に

・シュート(枝分かれのしない勢いのある枝)は根元からカットする

・若い枝の先端に花芽がつく


ビバーナム・スノーボールは他の落葉樹のように、秋になり葉が落ちてから剪定しないように注意が必要です。

●ビバーナム・スノーボールを増やすには?

ビバーナム・スノーボールは「西洋テマリカンボク」の学名がありますが、市場で流通しているほとんどが「スノーボール」の名前で売られています。


インターネットを介してなら購入が可能ですが、場所によっては切り花では見かけるものの、ガーデニング素材としては手に入りづらい場合もあります。


すでにスノーボールを栽培していて更に増やしたいなら、挿し木がおすすめ。
適期は6月~7月で、主な手順は次のとおりです。


1 挿し穂はその年に伸びた枝を使う(5~10センチ)

2 すでに花芽がある場合は取り除いておく

3 葉は2~3枚だけ残す

4 植える前に切り口を約1時間水につける

5 挿し木用の土または赤玉土・小さなポットを用意して土に指す

6 発根するまでは土が乾かないように水やりをし、明るい日陰で管理

7 少しずつ日光に慣らし、約1ヵ月で発根したら地植え・新しい鉢に植え替え

●ビバーナム・スノーボールの仲間

ビバーナム・スノーボールはアジサイに似ているといわれますが、スノーボールがスイカズラ科・ガマズミ属なのに対し、アジサイはアジサイ属です。


花の形や大きさは似通っていますが、アジサイは葉の縁がギザギザで卵型をしているので、葉の先端が3つに分かれているスノーボールとはすぐに見分けがつくでしょう。


スノーボール以外にビバーナムと名のつく植物には日本に約15種存在していますが、ここからはその中から人気品種を3つ見ていきましょう。

・ビバーナム・ステリーレ

四季咲き性でスノーボールのように緑から白へ変化する花を楽しめます。


草丈は3~4メートルほどまで成長しますが、丈の低いうちから花を咲かせます。

・ビバーナム・ティヌス

花は白色にプラスして薄桃色が入ります。


秋にはブルーベリーのような実がなり、常緑樹のため落葉しません。

・ビバーナム・アベリア

香りが強く、春から秋にかけてと花期が長いのが特徴です。


花色はピンクまたは白。


樹勢が強く成長も早いため、広い敷地での栽培がおすすめです。

●さいごに

ビバーナム・スノーボールは選定時期を間違わなければ、わりと放任していても育つため、あまり手間をかけずにキレイな花を見たい人におすすめできる植物です。


また、洋風だけでなく和風の庭にもあうので、適用範囲が広いのも魅力といえるでしょう。


スノーボールだけでなく他のビバーナムの仲間も育てやすいものばかりですので、花いろや実、香りなど自分の好みにあったビバーナムの栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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